護るべき者 ページ12
俺がよろよろと歩いている間に何があったのだろう。
突然禰豆子の声に似た叫び声が聞こえて、、。
それで、慌てて走ってきたわけなのだが、これはどういった光景なのだろう。
気絶しているであろう炭治郎。
その隣でスヤスヤと眠る禰豆子と思わしき竹をかまされた少女。きっとヤツの血を体内に流し込まれたか傷口に浴びせられたか。
矢張り俺は、、、、。
「誰だ 、そこにいるのだろう、、、。出て来い。」
貴「っ！？」
俺が悶々と考えている時に聞いたことのない声が聞こえる。ハッとし顔を上げそいつの前に姿を表す。
「お前、、、。鬼だな？其れもかなりの強者ときた。」
そいつは青い目をしている。
片方は小豆色でもう片方は亀甲柄という特徴的な羽織を着た青年だった。
貴「、、、、っ。」
こいつ、、、強い、間違いなく強い、柱だ。
何故柱が？いや、それより、、
「質問に答えろ。」
貴「、、、、っ、ぁあ、鬼だ。」声が震えるこれは恐怖なんかじゃない。悲しさでも無い嬉しさだ。
「それならば何故涙を流す。何故笑う。」
貴「、、俺が？泣く？どうい、、う、」ツウッ
俺の頬を暖かな水が零れ落ちる
貴「っ！？、、、ぁあ、、、そういう事か。」
目の前の青年が言う通り俺は今泣いているのだ安堵の混じった涙を。
貴「っ、、、ハハッ、、、」
「、、、、、俺の名は冨岡義勇。お前の名は？」
青年が何を思ったのか抜刀していた筈の刀を鞘に納める。
貴「俺？俺か？俺はAだ。」
俺の名を言えば考える素ぶりを見せ、冨岡義勇という青年が俺に問う。
義「、、、簡潔に問う。お前は人を喰うか？」
真っ直ぐな眼差しが俺に突き刺さる。
貴「、、、【今はもう喰っていない】と、言えば信じてくれるか？」
そう問えば間も無く返ってくる言葉。
義「、、、時と場合による。」
聞く気はあるってか、、、。
貴「、、、、最後に人を喰ったのは千年以上も前の事だ。人を喰うのを辞めてから鬼を喰い始めた。人間の食い物だって喰ってる。」
義「、、、其れは、、本当か？」
貴「でなきゃ目の前にいるガキを喰わない。という結論が出ねぇだろ？あぁ、でも空腹じゃ無いって言われちまえばそんなもんか__ま、コイツらは__。」
俺の＿＿＿＿＿＿
大切な弟達だからさ。
そういいつつ優しい眼差しを炭治郎達に向ける
義「、、、、お前の大事な弟達を傷つけて済まなかった。」
貴「っ！？」
深く頭を下げる義勇
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維真(プロフ) - ルナ、ありがとー！約束通り見てくれたんだね！今日も頑張って更新するね！ (2019年7月16日 19時) (
レス) id: c5386f9385 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 初コメ失礼します！約束通り見に来ました( ・`д・´)とっても面白かったです！これからも頑張ってくださいo(｀・ω・´)○ (2019年7月16日 16時) (レス) id: a7c375dfdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：維真 | 作成日時：2019年7月14日 22時
