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A視点

僕は,おじいちゃんからサングラスを受け取って,その子の元に行くことにした。


【いやー,興味本位で悪魔召喚やったら,本物出ちゃってさー。「息子よこせば金をやる」って言われて,契約しちゃったー!】

そんな声が電話口から聞こえて,僕はその両親に怒りをおぼえた。

A「・・・奇病持ちでもないのに,金目当てで悪魔に売るなんて。・・・・・・可哀想。」

入間「さすがにこれは,酷すぎる!!」

体をグルグル巻きにされて。
「売却済」の札を貼られて。

僕は,その子に同情していたが,その子の両親への怒りと奏永病の影響で,その場を離れたかった。

A「・・・使用人さん,この御屋敷にピアノってある?」

使用人「はい,1番近くてこの隣の部屋に有ります。」

A「ありがとうございます。」

使用人「確か,奏永病でしたっけ?」

A「はい。・・・・・・話聞いてたら,少し具合悪くなっちゃって。」

使用人「サリバン様には,私から話しておきますので,こちらの話が終わり次第隣の部屋に行く様に話しておきます。」

A「ありがとうございます。」

使用人「それと,何かありましたらこれを鳴らして下さい。魔界の何処に居ても,私かサリバン様が向かいますので。」

そう言って,鈴のついたイヤリングを渡された。

A「これ,ずっと着けてても良いですか?」

使用人「はい,何かあったときに長く鳴らして頂ければ良いので。・・・・・・私のことは,オペラと呼んで下さい。」

A「わかりました,オペラさん。」

僕はイヤリングを着けて,ピアノに向き合った。


入間視点

悪魔のおじいさんから孫になってほしいと頼まれていると,

♪〜〜〜♪〜〜

ピアノの音色が聞こえてきた。
この曲・・・Lemon?

悪魔「Aくん,ピアノ弾いてるのか。あ,君ともう1人居るんだ。その子は孫になってくれるって言ってたけど,入間くんもなってくれない?」

入間「その子が居るのに,何で僕まで?」

悪魔「その子1人じゃ可哀想じゃん!それに心配だし!ねっ,お願いだッ!入間くん!!」

鈴木入間が弱い言葉ランキング。
1位「お願い」。2位「助けて」。3位「頼む」。
・・・・・・断るなんて,できるはずもなかった。


僕が契約書にサインをしたあと,その子の元に向かった。

悪魔「Aくん!奇病の説明聞かせて!」

入間「奇病?」

その言葉を聞いて,疑問に思った。

1―3→←1 悪魔学校の入間くん


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巧翔(プロフ) - 棗さん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新出来るよう努力しますので,楽しみに待っていて下さい。 (10月17日 18時) (レス) id: 4b3efdcd78 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです… とっても面白くて何度も読みたくなるようなお話でした!次回も楽しみにしています!! (10月15日 20時) (レス) @page21 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
巧翔(プロフ) - 匿名Aさん» コメントありがとうございます!これからも神作と言ってもらえるような作品を作れるように頑張ります! (10月10日 20時) (レス) id: 4b3efdcd78 (このIDを非表示/違反報告)
匿名A - 最高です神作を投稿してくださってありがとうございます(早口)(真顔) (10月10日 18時) (レス) @page21 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巧翔 | 作成日時:2022年10月23日 10時

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