INVISIBLE LOVE from bluestar

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TAKAHIDE side









「ランペイジの皆さん、クランクアップです！お疲れ様でした〜！！」









夢樹 「お疲れ様！」









昂秀 「夢樹もお疲れ様」




長かったけど、昂秀くんとだから楽しかったかな！って笑う夢樹。



確かに夢樹との撮影はリラックスして撮れたし、気負わなくてよかったから楽だったけど…






Aさんの顔が忘れられない。




なんであんな辛そうな顔してたんだよ…。

どれだけ考えても分からない。







夢樹 「…昂秀くんが日本に帰っても、連絡してもいい…？」









昂秀 「うん、」









ごめん、夢樹…


今は、今すぐ走り出したいくらいAさんの元に行きたい。



彼女に目をやると、海青さんと樹さんとスタジオを出ようとしていた。







俺達も歩きながら話そうと、足を進めた。









夢樹 「寂しい、な…」









昂秀 「…え？」









夢樹 「昂秀くんとこんなに一緒に居て楽しくて、幸せだったのに、離れちゃうんだもん、」





俺の服の袖をぎゅっと握って、上目遣いをしてくる彼女。



ぶりっ子してる訳じゃないってわかってる。

夢樹は思ったことをちゃんと伝えてるだけだって。









昂秀 「…うん、」









夢樹 「昂秀くんが良かったら、ギュッてして欲しい、な…」




誰もいない廊下で、語尾を小さくしながらお願いしてきた。




頭にはAさんがいっぱいで、どうしても腕が回らなかった。









でも、彼女から腕を回してきて言った。









夢樹 「…昂秀くん、好きです…」







そんな言葉が唐突に俺には 飛び込んできてしまった。

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