INVISIBLE LOVE from bluestar

21 ページ22

TAKAHIDE side








朝からAさんに起こされ、Aさんの料理を食べ、Aさんと何気ない会話をする。



そんな朝がこれほど幸せなものかと、その瞬間を噛み締めた。








『ねえ、１回私の家寄っていい？せっかくのデートだから女の子らしい服で行きたい！』









昂秀 「ああ、」









『いや何その反応、もっと喜ぶと思ったけど？』









昂秀 「俺そんな飢えてないっす」









『きらい！！』




昨日の夜のこともあって、ちょっとでもそういう雰囲気になったら手を出してしまうからダメだと本能が言っている。



だから、昨日の夜みたいな雰囲気はダメだ絶対。








『昼から振り入れあんじゃん？』









昂秀 「どうぞそれ着てください」









『言いたいこと分かった？♡』









昂秀 「Aさんの事なんで言うと思いました(笑)」






また俺の服に包まれたAさんをみて海青さんにバカにされるんだろうなあ、






よし！昂秀準備い？ と声をかけられたのではいと返事をすると、よし、山宮家レッツゴー！と楽しそうに家を出ていった。









昂秀 「ちょ、待ってくださいよ！」









『昂秀遅い！久しぶりだからテンション上がってんの！』









昂秀 「小学生…」









『ほんっとそういうことすぐ言う！！』









俺もテンション上がってるなんて恥ずかしすぎて言えね〜っての…

22→←20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す