INVISIBLE LOVE from bluestar

9 ページ10

YOU side





今日は昂秀の匂いに包まれたまま仕事に向かう。

なんかあんなしっかりした昂秀初めて見たかも。何年も一緒にいるけど(笑)



昨日はほんっとに深い眠りだったからか、今日は朝が早くても辛くない。


昂秀のおかげか、と頬が上がる。
生意気だ昂秀のくせに！








坂下 「昨日またギリギリまで詰め込んだんだって？」









『うん、気づいたら昂秀の家(笑)』









坂下 「ほんとに倒れんなよ？」



心配してくれる坂ちゃんだけど、体はむしろ元気である。



映画の撮影現場について、出演者、スタッフさんと挨拶を交わす。









「おはようございます。あれ、今日服の系統違いますね！」


この人は私の苦手な共演者さんの土山さん。
とにかく嫌味ったらしい感じ。









『まあ、はい(笑)』









「男ですか？」









『いえ、(笑)』



匂いもいつもと違うし男ですよね(笑)と半笑いされる。
やだな、こういう人。



嫌悪感に駆られる私はむっとしながら黙ってしまった。



「そりゃ男だらけのとこに女1人だったら遊び放題ですよね」









『いや、あの、』

と言い返そうとした時、








「すみません、この子あなたと遊んでる暇ないんで」









『え、なんで…』

撮影現場なのに、その場にいたのは亜嵐さん。




亜嵐 「愛しの彼女の可愛い助けが聞こえちゃったからさ♡」









『ありがとう、ございます…！』









亜嵐 「まじでこの子傷つけるようなことしたら許さねえ」




すみませんと引き下がって行った土山さん。
そして、怖かった表情が一変していつも通りに戻った亜嵐さん。








亜嵐 「大丈夫？」









『亜嵐さんのおかげで何とか…！でもほんとになんで、』









亜嵐 「いや、聞いてない？キャスト変更代打白濱くん！」




ほんと運命ってこういうことだよね〜とニヤニヤされる。


良かったほんとに亜嵐さんいてくれて…！








亜嵐 「今日誰の服？」









『昂秀です！』









亜嵐 「…ついに、かれs」









『付き合ってないですから！』









亜嵐 「早い！」




私がメンバーの家に泊まるなんて日常茶飯事なんだけどなあ、
まあ全身服借りては流石にないけど(笑)




亜嵐 「昂秀の匂いに包まれてるA…複雑だな」









『えへへ、昂秀の女です♡』



うわ、今のやべえ後でもう1回やってストーリー撮る！とヤラセをくらいました(笑)

10→←8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す