双子人魚の宝物(者) 3

秘宝144【ゴーストマリッジ】 ページ44

クロ「揃いましたね?
トレイ・クローバーくん。
ジャック・ハウルくん。
ジェイド・リーチくん。
フロイド・リーチくん。
そしてキングスカラーくん。
シェーンハイトくん。
ジグボルトくん。」
うわぁ……皆背高いなぁ…
学園長に言われて呼んできた人達は皆背が高い…
ト「ゴーストに追われて困ってたんだ。
みんなここに避難してたんだな。」
ジェ「合流できて助かりました。」
……ジェイド先輩さっきまでフロイド先輩と中庭でのんびりしてましたよね…?
ヴ「……学園長。
この7人が、いったいなんだっていうの?」
クロ「このメンバーで、花嫁ゴーストに求婚してもらいます。」
ジャッ「きゅ……!?
ど、どういうことだよ!」
リ「ちょっと待ってください。
副寮長のトレイを作戦に挑ませて寮長のボクが
見ているだけだなんて、職務放棄だ。
学園長、ボクも行きます!」
いや…リドル先輩は無理じゃないかな…
…その……背的に…

クロ「ローズハートくんはダメです。」
リ「えっ?」
クロ「ここに集めた7名の共通点。
それは……180センチ越えの高身長男子!!!!!!」
やっぱり…と言うかジェイド先輩はともかく
フロイド先輩は求婚なんてできるのかな…?
リ「……
それはつまり…………
ボクの背が……
低いと言いたいのか……!?」
あー……リドル先輩怒ってるよ…後が大変そうだなぁ…
フ「あはっ!
金魚ちゃん、身長足りなくて残念だったねぇ〜。
オレの尾ひれの分、分けてあげよっか?」
…フロイド先輩嫌味かな…?
リ「結構だ。
結婚相手を身長で選ぶ?身長さえ高ければ
フロイドのようにふざけた奴でもいいというのか?
……どうかしてるとしか思えない!」
リドル先輩の言葉にも一理あるけど…
ジェイド先輩とフロイド先輩が求婚…?
……やだ…2人は私の番なのに…
主「ジェイド先輩…フロイド先輩…」
2人の制服の端を掴み声をかける…
ジェ「どうしました綾乃さん?」
フ「なぁに人魚ちゃん?」
私の背に合わせるようにしゃがむフロイド先輩とジェイド先輩
主「2人が私以外に求婚するの…や…です…
2人は…私の番だもん…」
フ「…ねぇ、ジェイドぉ〜」
ジェ「…えぇ、フロイド」
2人は顔を見合わせたと思うとフロイド先輩が私を抱え走り出した
フ「学園長ごめんね〜オレとジェイドサボんね〜」
ジェ「失礼します」
クロ「こ、こら!待ちなさい!
アーシェングロット君彼らを止めてください!」

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