秘宝129 ページ29
クロ「ええ。去年はまだ彼の対策ノートの批評が
あまり広まっていなかった分
これほど大きな騒ぎにはならなかったんですが……
今年は、『テストで良い点が取りたいならモストロ・ラウンジへ』という噂が学園中に流れていたようで。」
……それってジェイド先輩とフロイド先輩が流したんじゃないかな…
あの2人なら噂ぐらい流しそう…
ジャッ「でも、契約違反をすればどんなひどい目にあうかは
強固な守秘義務があって広まらなかった?」
クロ「そのようです。結果、今年はアーシェングロットくんと取引する生徒が続出。
全学年・全教科の平均点が90点を超える事態になってしまった……というわけです。
全教科の平均点が全て赤点になるよりはマシですが!
しかし……。」
ユ「つまり、ほとんどの生徒がズルしたっていう……」
主「うわぁ…空いた口が塞がらないのもあるけど…皆考える事が一緒…」
そこまでして成績気にするかな…?
ジャッ「じゃあ、去年アイツとの勝負に負けたヤツは、いまだにずっと能力を取り上げられたままってことか。」
クロ「それが……。彼は去年、生徒たちから取り上げた能力を元に戻すことを条件に
学園内で『モストロ・ラウンジ』の経営を許可
するよう私に交渉してきたのです。」
ジャッ「はあ!?」
主「流石アズール先輩…ただでは転ばない…」
モストロ・ラウンジの経営ってそういう事があったんだ…
【学園長室】(〜回想〜)
ア「ナイトレイブンカレッジは優秀な魔法士を輩出する歴史ある名門校。
それなのに、ささやかな魔法しか使えない生徒ばかりになってしまっては困りますよねぇ、学園長。
そこで、私から1つご提案が。
なに、あなたにとって損な話ではありません。」
(〜回想終了〜)
クロ「……といった具合に。」
ジャッ「な、なんつー野郎だ……学園長を脅して取引なんて。
あのレオナ先輩が近づきたがらないのもわかるぜ。」
ほんと…アズール先輩凄いな…
というか…学園長そこで脅しに屈しちゃダメでしょ…?
自業自得って言葉を生徒たちに教えた方がいいよ?
クロ「しかも売上の10%を学園に上納するという
Win-Winの関係まで提案してきてもう……」
ジャッ「って、あんたもうまい目にあってるじゃないスか。」
主「やっぱり羽毟る?それとも仮面割る?」
思わず声に出してしまった…
20206.28
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます！オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです！胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (
レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹那 | 作成日時：2020年5月23日 22時
