秘宝119 ページ19
オクタ寮生「ご、ごめんなさい!違うんです、今のは!」
慌てて謝り言い繕うももう遅い…
ア「フン。取り繕ってももう遅い!
フロイド、出番ですよ。」
アズール…彼は無慈悲にも罰を与える…
フ「やっと話終わったぁ?もうギュッてしていい?」
ア「ええ、どうぞ。思いっきりね。」
フ「はーい。」
ボーッと話が終わるのを待っていたフロイドに声をかけ契約違反のオクタ寮生を締めさせるアズール…
オクタ寮生「ま、待ってくれ!
もう一度チャンスを……ギャーー!!」
チャンスなどなくオクタ寮生はフロイドに絞められモストロ・ラウンジから姿を消した…
ア「ふぅ、まったく。どいつもこいつも
支払いを踏み倒すろくでなしばかりだ。
買ったら払う、借りたら返す。
当然のことですよ。
異世界人で入学したばかりの綾乃さんでもできたんですから。」
ジェ「ええ、おっしゃる通りです。
ですがアズール綾乃さんとこの他大勢の方を一緒にしないでくださいね。」
ア「今年はもう少しマトモな人材が
入ってくれれば良いんですが……。」
ジェ「ふふふ。期末テストの結果が楽しみですね。」
そう…彼等がそんな話をしていたことは2人に以外誰も知らなかった…
期末テストから1週間後2-F前の廊下に結果が張り出された。
エ「おい待てグリム!
今日という今日はぜってー許さねぇからな!」
グ「へへーんだ。
そんなに言うなら名前でも書いとけってんだ!」
エ「てめ〜!!」
ユ「今日はどうしたの?」
主「エース、グリム…うるさい…黙って…」
寝起きの頭に2人…1人と一匹の声は頭に響く…
デュ「まったく、こいつらも飽きないよな。」
エ「あっ、ユウに綾乃!
お前ら監督生ならちゃんと寮生の管理しろ!
コイツまたオレが買っておいたオヤツの菓子パン盗み食いしたんですけど!」
グ「盗んだとは人聞きが悪いんだゾ。
机の上に落ちてたから拾って食べたんだゾ。」
………この2人フロイド先輩に絞めてもらおっかな…
エ「机の上に置いてあるものは落ちてるって言わねーんだよ!
チョロチョロ逃げやがって。
こうなったら風邪の魔法で……。」
グ「お、やんのか?ならオレ様も火の魔法を……。」
主「…全く!こんな場所で火と風の魔法使ったら私とユウが焼け焦げる…!」
2人の間に入りそう言うと…
エ・グ「……あっ!!」
2人は同時に声を上げ…動きを止めた…
エ「……やっぱり、魔法はやめといてやるよ。
また罰で窓ふき掃除させられたら面倒だし。」
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哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます！オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです！胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (
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作者名：刹那 | 作成日時：2020年5月23日 22時
