秘宝113 ページ13
ジェ「はい。
申し訳ありませんが愛梨さんだけで先に授業に向かってください。
僕はフロイドと一緒に向かいますので。」
2人が話をしている間フロイド先輩に抱かれていたけど…同じ人魚だからか落ち着く…
今なら…眠れるかな…?
そんな事を思いつつそっと擦り寄り私は意識を無くした…
おやすみ3秒でした。
愛「ごめんなさぁい。あ、綾乃さんの髪ゴミついて…」
フ「人魚ちゃんに触んじゃねぇ!!」
ジェ「その人に触れるのはやめて頂きましょう。」
綾乃に触れようと伸ばした愛梨の手を弾くフロイド
そんな2人を背に守る様身を乗り出したジェイド
その姿は"番を護ろうとする雄"の姿だった…
愛「ご、ごめんなさぁい…」
走り去る愛梨を横目に2人は今だ警戒を解かない…
そんな時彼らに声をかける者がいた
ア「ジェイド!フロイド!何をしているんですか!」
彼らの寮長であるアズール・アーシェングロットだ…
フ「あ"?………なーんだアズールじゃん」
ジェ「……おやおや、どうしたんですかアズール」
アズールだと認識するまで数秒あったが警戒を解きいつも通り話をする2人…
ア「どうしたも何もそろそろ授業が始まりますよ。
それと…愛梨さんが泣きついてきましたが、何があったが後で話しなさい。」
フ「ジェイド〜アズールに説明しといて〜
あ、アズールオレ授業サボるね」
ジェ「ふふっ、わかりました。
たまには僕もサボりましょうか。」
ア「ちょっと待ちなさい!ジェイド!フロイド!」
そんなアズールの言葉を背に2人は授業をサボり
中庭とは違う場所に移動するのだった…
フ「オレたちの許可もなしに人魚ちゃんに触れようとかぜってーゆるさねぇし。
人魚ちゃんはオレたちのだっつーの
誰にもやらねぇ…。」
ジェ「そうですね。
綾乃さんは僕たちのですからね。
勝手に触れる事は許されません。
誰にも渡しませんよ…。」
彼女は自分がこの2人にそれほどまでに愛されている事をまだ知らない…
主「ん……やっと、眠れた…」
数時間後目を覚ますと左右に右側にフロイド先輩
左側にジェイド先輩が眠っていた…
あぁ……2人のおかげで夢…見なかったのかな…?
主「……ありがとうございます」
小さく呟き2人の腕にギュッとしがみつく
……今ぐらい甘えてもいいよね…?
2020.5.31
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哭狼 - 刹那さま、続編おめでとうございます！オリジナル編は夢主がアリエルの子孫で少しでも知れて良かったです！胡散臭かったので双子が引っ掛かってなくて安心しました、夢主への愛情深さも再確認が出来て嬉しかったです。この作品が素敵で大好きです。 (2020年6月26日 3時) (
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作者名：刹那 | 作成日時：2020年5月23日 22時
