実況録ろうとしたら名探偵の世界にトリップした

Part5 ページ6

すっかり安心しきったところで誰かから電話がかかってきた…誰だろ?私は名前を確認せずに通話ボタンを押す

「はーい、もしも『もしもしじゃねぇんだよ!』…ぅ」

いきなりの大声に対処できずそのまま耳は犠牲となってしまった。なんだなんだ…けど、この声は

「キヨ…?」

キ『おめー、今日13時から遊ぶ予定だっただろ?一体何時間待たせる気だぁぁあ!』

「う、うるせ…て、ごめん」

二人を何気なしに見てみれば、首を傾げていた。多分キヨの声が煩すぎて音漏れしてるんだろうな…ゴメンよ

キ『てな訳でお前ん家に俺達来たんだけどよォ…何処いってんだ?もぬけの殻だぞ?』

「はぁあああ?!!」

俺達ってのは絶対あの愉快な最俺のメンバーの事だろう…てか、何勝手に入ってくれちゃってんのぉぉお!!?

「うっ、いった?!」

思わず起き上がってしまったからか、全身が痛くなった

キ『おい、どうした?何が痛い?!』

電話の向こうでキヨが焦っているのが分かる。現にフジの悲痛な声が聞こえたし

「んや、何でもない!じゃ、もう切るわ!」

勢いに任せて電話の通話終了ボタンを押す…何だか、一日分の体力を使った気分だ

松「…大丈夫か?」

松田が何故か哀れむような目で見てくる…

降「というか…さっきのキヨとはなんだ?何かのアダ名なのか?」

降谷に限ってはキヨが気になって堪らない様子…良かったなキヨ。お前の好きなアニメのキャラクターに興味を示してもらえて。

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