【獄都事変】何故入れ替わったし【木舌】 (ページ3)

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「…ん、あれ?」
異常なまでの頭痛と吐き気に襲われ、目を覚ます

う、頭痛い

気持ち悪い

だんだんとうっすらしていた景色がハッキリしてくる

…え

「…いやいやいや、…は?」

自分が見た景色に現実味を覚えられなくて目を背ける

でも、視線を戻しても変わってなかった

…

目の前に自分が眠ってるのは気のせい…?

暫くすると、自分がもぞっと動き始め、起き上がった

?「ふぁーあ、あ、おはようA……」

「…」

?「何で俺が目の前に?!」

すると自分らしい、その人はいきなり立ち上がった

「ちょ、大声出すなよ…頭に響くだろ」

冷静にそう返せば、その人は恐る恐る席に座る

「…で、なにこれどういうこと?…木舌」

木「俺は何も知らない…絶対知らない」

目の前でガタガタしている自分…基木舌を睨む

「やめろ。私の顔でそんな顔をするな」

何で木舌って、わかったかと言うと。

…こいつは起きた時真っ先にAおはようと言った

事情の知らない誰かさんだったら、まず私じゃなくこの体の持ち主の名前を呼ぶだろう

だからだ。

「もしかして、入れ替わった…」

木「嘘、どうやって?」

「知らねぇ…だからその顔すんなって言ってるだろう」

誰が悲しくて、自分のおどおどしてる顔を見なければいけないのか

木「ああ、ごめん…って、A無表情やめてよ怖い」

「ニヤニヤしてられっかよイチイチ」

すると食堂のドアが開いた

…しまった!

多分今、朝だから誰か来たんだ

どうしようという意味を込めた目線を木舌に向けるも剃らされた…

抹「あ、おはよう二人共」

「抹本か…」

木「おはよう…」

すると抹本は真っ先に食堂の冷蔵庫へ向かい、何かを探し始めた

そして、だんだん顔が青くなってった

抹「ないっ、可笑しいよ…」

「どうしたん抹本」

一体何が可笑しいんだろう

抹「入れ替わりの薬を入れておいたんだ、けどなんか今消えてるんだろよね」

「「ギクッ」」

…もしかして

抹「…可笑しいな」