439《yabu》 ページ46
個室に3人で入ると、そこには俺の母親がスマホをいじりながら座っていた
そして俺に気づいた途端、
薮田「こう、た…！」
そう言って俺に抱きついてきた
薮「かあ、さん…」
薮田「良かったぁ…無事で…」
無事で良かった？
あんたが俺を殺そうとしたくせに
なんてことばを飲み込んで席に座らせ、2人にも席をはずしてもらった
有「では話が終わったら呼んでください」
薮田「はい、ありがとうございます」
2人が出てった途端に流れる無言の空気
俺はそれが耐えられなくて口を開く
薮「…今更なんの用？」
薮田「久しぶりに母親に会えたのに嬉しくないの？」
薮「嬉しいわけないだろ。仮にも“息子を殺そうとした母親”なんだから」
そう言うと母さんは鼻で笑った
薮田「まあそうだけど」
薮「で、なんの用かって聞いてんだけど」
薮田「…ここだとあれだから場所を移動しましょう」
薮「なに、どっかの廃墟にでも行って俺を殺すってか？」
薮田「…」
薮「まあ別に黙ってついて行くよ。ただ…俺を簡単に殺せるとか思ってないよな？」
図星なのか黙って俯いた母さん
また沈黙の空気になり、嫌になった俺はため息をついて立ち上がる
そして天井に手を伸ばす
薮「…こっから出るつもりだったんだろ？」
予想通り、ある1部分だけカタリと音をたてて蓋がはずれて道が作られた
俺はその天井に手をかけて天井裏にのぼった
薮「早くしてくんない？俺だって暇なわけじゃないんだから」
這いつくばってそのまま道なりに進んでいくと、奥の方で光が見えた
格子状の蓋を開けて地上へ降りる
人通りは少ないが、ある見慣れた車だけがひっそりととまっている
薮田「…行きましょ」
見慣れた車から視線をそらし、
これから俺が襲われるであろう廃墟へと足を進めた
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祐莉 - こちらこそコメントありがとうございます！ これからも読むの楽しみにしてます！ (2019年8月11日 10時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 祐莉さん» 毎度コメントほんとうに嬉しいです！長くなってしまうため、質問の答えを最後に書いたのですがどうですかね？また分からないことがあったらバンバンコメントしちゃってください！語彙力がないので質問をいただけて本当に助かってます！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月10日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - かすたーどさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さってほんとに嬉しいです！これからも楽しませられるような物語を書いて行けるように精進します！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月10日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - オムライスさん» コメントありがとうございます！最近は更新が遅くなってきてしまって…すいません！これからもワクワクさせられるような物語を書いていきたいと思っているので、これからもよろしくお願いします！！ (2019年8月10日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - りぃささん» コメントありがとうございます！この小説を好きと言って下さってとても嬉しいです！学校に行きたくないなぁ…って思う時に学校の事を書いて不満をぶつけてみたりしてますwこれからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年8月10日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2019年5月3日 0時
