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282《takaki》 ページ35

知「おかえり、馬鹿」


目を開けると、目の前には知念の顔があった

その後ろはいつも見ている俺の部屋の天井

やっぱ落ち着くな、なんて思いながら体を起こす


高「ただいま、」

知「…ほんっと馬鹿なんだから」

高「一応、俺知念より6歳上なんだけどな」

知「え?精神年齢は僕の方が上じゃない?」


相変わらず毒を吐き続ける知念

だけど、その言葉も今はとっても暖かい


知「…大ちゃん、待ってるよ」

高「有岡くん?」

知「何気に雄也のこと凄い好きなんだから、大ちゃん」

高「へぇ、そりゃ驚いた」


俺に殺されそうになってもずっとそばに居てくれる知念や、心配してくれる有岡くん

なんて俺は馬鹿だったんだろう

こんな…優しさに包まれていたのに


伊「高木〜起きた?」

高「あ、伊野尾くん」

伊「俺の部屋の片付け、手伝ってよね」

高「あ…うん、ごめんね…お腹蹴っちゃって」

伊「ほんっと痛かったんだから!」

知「てか、そんなすぐやられる伊野ちゃんも悪い」

伊「えー…」

知「涼介に特訓してもらいな」

伊「無理無理無理無理!!」

山「おい、何が無理なんだよ」

伊「ひぇ!」

八「高木〜腹減ったろ? おにぎり作ったぞ」

中「中身はおかか!」

高「お、2人共…大丈夫?」

八「あんなん平気平気!大したことねぇよ!」

有「高木〜!!」

高「うわっ!有岡くん…」

「ちょっと大ちゃん、雄也さん怪我してるんだから…!」


いつの間にか俺の部屋に全員が来てて

そんな広くない部屋で、みんなでおにぎりを食べた


高「みんな…ありがと…」

山「何泣いてんだよ」

高「だって…」

伊「うわ〜、高木女々し」

高「うるさいな…」


いつも通りの会話

いつも通りのみんな

“いつも通り”がこんなに幸せなんだってことを初めて知った

そんな夏の思い出

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祐莉 - ありがとうございます。お願いします。楽しみです♪ (2019年2月9日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます!もうすぐ登場しますよ!!長い間お待たせしました!年表は、現在の年齢と仲間になった時の年齢、出来事(明かされた人のみ)でよろしいですか??他に書いて欲しいことがありましたら言っていただけたら書きますので遠慮なく言ってください (2019年2月8日 21時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - まだ過去が明かされていないメンバーもいますから、入った時期だけでも嬉しいです♪ もし出来たら年表お願いします。 (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです♪楽しく読ませてもらってます。そろそろ岡本君登場かな?楽しみです♪ 後パート6になって今までの事件や過去の事件を読み返していて気になったので、主人公含めたジャンプのみんながそれぞれチームに入った時期の年表が見たいと思いました♪ (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - yukinaさん» コメントありがとうございます!!1日最低1話は更新するように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!!応援、ありがとうございます! (2019年1月21日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2019年1月17日 22時

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