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281《yamada》 ページ34

父「夢ばっかみてんじゃねえよ、子供が」


夢ばっかみてる…か

確かにそうかもな

でも…


山「お前にだけは言われたくねーよ」


俺の言葉と共に、銃声が鳴り響いた






だけど撃ったのは俺じゃない


「…雄也さん」

高「…はは、今度は本当に家族を殺しちゃった」

山「雄也、逃げんな」

高「これでもうお前らとはいれないな」

山「だから逃げんなって!」


俺らに背を向ける雄也に、思わず叫んだ


山「…そんなに俺らが信用出来ないのか?」

高「なんでそうなんだよ」

山「お前が俺らを殺してしまうかもしれないから一緒にいれないって?笑わせんなよ」

「涼介…」

山「そんな生半可な気持ちで今を生きてないんだよ。第一、俺らがお前に殺されるわけないだろ」

高「…は?」

山「お前が殺しそうになる前に俺がいくらでも止めてやる」

高「んな事できるわけねぇだろ」

山「その言葉、1回でも俺に勝ってから言えよ」

高「…っ」

山「大ちゃんだって知念だって、いつお前から逃げたんだよ。
あいつらは雄也に殺されそうになっても、ちゃんと向き合って過ごしただろ?
なのにお前が逃げてどうすんだよ!」

高「もう…誰も傷付けたくないんだよ!」

有「高木がいなくなるなら傷着いた方がマシだ!」


後ろから声がして振り返ると、大ちゃんが立っていた

きっと伊野ちゃんから場所を教えて貰ったんだろう


高「有岡くん…」

有「俺、高木に傷付けられたなんて思ってない。むしろ高木のことを言ってくれなかったことに傷ついた。高木の苦しみに気づけなかったことに傷ついた…」

中「…俺も、かな」

有「俺は高木を恐れない。信じてる。だって…仲間だろ?」


大ちゃんの言葉に、涙を流したのは雄也だけじゃなかった

イヤホンの奥でずっと黙ってる知念や光くんもきっと泣いてる

だって鼻をすする音とかが小さく聞こえるから

大ちゃんには聞こえてないと思うけど


山「…一度仲間になったらずっと仲間。忘れんな」

高「こんな…俺でも…良いのか?頼って…」

有「もっと頼れよ馬鹿!」

高「なっ…」

山「ほら、帰るぞ」


雄也の父親の亡骸は池に落とし、裕翔が雄也をおんぶして帰った

帰る頃には雄也から寝息が聞こえていた

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祐莉 - ありがとうございます。お願いします。楽しみです♪ (2019年2月9日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます!もうすぐ登場しますよ!!長い間お待たせしました!年表は、現在の年齢と仲間になった時の年齢、出来事(明かされた人のみ)でよろしいですか??他に書いて欲しいことがありましたら言っていただけたら書きますので遠慮なく言ってください (2019年2月8日 21時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - まだ過去が明かされていないメンバーもいますから、入った時期だけでも嬉しいです♪ もし出来たら年表お願いします。 (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです♪楽しく読ませてもらってます。そろそろ岡本君登場かな?楽しみです♪ 後パート6になって今までの事件や過去の事件を読み返していて気になったので、主人公含めたジャンプのみんながそれぞれチームに入った時期の年表が見たいと思いました♪ (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - yukinaさん» コメントありがとうございます!!1日最低1話は更新するように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!!応援、ありがとうございます! (2019年1月21日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2019年1月17日 22時

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