broken emotion VI

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大ちゃんに選んで貰ったサンダルを買って、お店を出た


「大ちゃん、どうする？」


サンダルは3000円ぐらいで買えた

大ちゃんの顔はさっきと違ってすごく明るいいつもの顔に戻っていた


有「うーん…あ！Aちゃんの服見に行こ！｣

「私の？」

有「そ！」


大ちゃんに手を引かれてたどり着いたのはすごくオシャレなお店


有「Aちゃん、いっつもシンプルな服しか着てないからさ！｣

「でも…大ちゃんの買わなくていいの？」

有「いいのいいの、俺はたくさん持ってるから」


さっきのテンションの低さはなんだったんだって思うほど明るい大ちゃんについて行く

もちろん、服も大ちゃんに選んでもらう


有「これどお？」

「七分袖…？」

有「そ！Aちゃん、いっつも長袖のパーカー羽織ってるからさ」


そう言いながら、大ちゃんは次々と服を見ていく

結果、ハイビスカスの絵が大きく描かれてる膝上ぐらいの白いスカートに、薄い黄色の半そでのTシャツを大ちゃんは選んだ

Tシャツとが無地でシンプルだからスカートを少し派手目のにしたらしい

それに合わせて麦わら帽子やバックも買ってもらい、お会計をすると5800円になった

残りは1200円しかない


「こんな買っちゃ…」

有「いいのいいの。残りのお金でアイス買ってこ！」


そう大ちゃんに言われ、帰り道に400円のジェラートを4つ買ってお金を使い切った

車では涼介と慧くんが車で待っていた


伊「お、たくさん買ってきたね」

有「はい、ジェラート！これで1万円全部！」

山「楽しかった？」

「うん！」


ジェラートはオレンジ、苺、グレープ、レモンの4種類を買ってきた

大ちゃんはオレンジを、涼介は苺を、慧くんはグレープを、そして私はレモンを選んだ


有「レモン美味そう！1口頂戴！」

山「おい、うるさいからボリューム下げろ」

「w いいよ、」

有「んー！んま！はい、オレンジあげる！」


大ちゃんは私の口にオレンジのジェラートを突っ込んだ

口にオレンジの甘い風味が広がる


有「どお？美味い？」

「うん、美味しい」

山「てか、急に人の口に突っ込むな。可哀想だろ」

伊「Aちゃーん、俺のも食べるー？」

「うん、」

伊「はい、あーん」

「え？」

伊「ほら」


再度口にジェラートを突っ込まれた

今度はぶどうの味か口に広がる

慧くんは涼介に頭を軽く叩かれてたけど


伊「いって…美味しいでしょ？」

「うん、美味しい」


そんなこんなで騒ぎながら、家に帰った

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