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手を洗ってリビングに戻ると、不安そうな顔をしている侑李がいた


知「…おつかれ」

山「どした?なんかあったか?」

知「いや…なんか上で物凄い音がしたからちょっと…」

「物凄い音?」


私は気になって、気がついたら階段に足をかけていた


知「ちょっ、」

山「A、俺が行くから知念と一緒にいて」

「え?」

山「いいから」


…なんかこんなの、私だけがハブられてるみたい

そんなのやだ

みんなの…仲間でありたい


「やだ。私も行く」

知「でも…」

「私だけが知らないなんてやだ」

山「じゃあ…俺の後ろについてきて」


私がやだやだ言うことがあまりりないからか、涼介は仕方なく許してくれた

涼介の後から階段に上がると、ひとつの部屋のドアだけが開いていた

それは慧くんの部屋


山「え…!?」

「なに…これ…」


部屋を覗くと、呆然と立ち尽くす大ちゃんと気を失っている3人がいた


山「…っ、大ちゃん!本棚持ち上げるの手伝え!」

有「え…やまだ…」

山「早く!」


涼介と大ちゃんが本棚を持ち上げてるあいだに、私は慧くんに駆け寄る


「慧くん?慧くん!」

伊「…ん……っ、」

「大丈夫?何があったの?」

伊「A…ちゃ……」

山「伊野ちゃん、雄也は?」

伊「……たか…き…!」


雄也さん?

雄也さんがここにいたの?

…ってことはさ、


山「窓から…逃げた?」

伊「…っ、」

「どうして…」

山「まさか…悠雷か?」

伊「…ちがう……あれは…高木…だっ、た…」


『悠雷』

私の知らない人の名前

それが誰なのか

全くわからない


伊「俺が…山田だったら……」

山「んな事言うな。俺は俺が大嫌いなんだ」

伊「でも…俺が山田だったら高木は…」

山「いくら俺でも雄也に逃げられてた。そんな自分を責めんな」


涼介はそう言って部屋を出ていった

少しして、玄関のドアが閉まる音が微かに聞こえた

274→←272《inoo》



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祐莉 - ありがとうございます。お願いします。楽しみです♪ (2019年2月9日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます!もうすぐ登場しますよ!!長い間お待たせしました!年表は、現在の年齢と仲間になった時の年齢、出来事(明かされた人のみ)でよろしいですか??他に書いて欲しいことがありましたら言っていただけたら書きますので遠慮なく言ってください (2019年2月8日 21時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - まだ過去が明かされていないメンバーもいますから、入った時期だけでも嬉しいです♪ もし出来たら年表お願いします。 (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです♪楽しく読ませてもらってます。そろそろ岡本君登場かな?楽しみです♪ 後パート6になって今までの事件や過去の事件を読み返していて気になったので、主人公含めたジャンプのみんながそれぞれチームに入った時期の年表が見たいと思いました♪ (2019年2月8日 18時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - yukinaさん» コメントありがとうございます!!1日最低1話は更新するように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!!応援、ありがとうございます! (2019年1月21日 17時) (レス) id: d8d4cea178 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2019年1月17日 22時

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