broken emotion IV (ページ50)

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いつも通り朝食を終えて、裕翔と薮先生が食器を洗っていた

私はそんな風景をボーッと見ていた

すると薮先生と目が合ってニコッと微笑んだ

薮「どうかした？」

「いや…先生と生徒が一緒に食器洗ってるんだな〜って…」

有「確かに！」

高「異様な光景だね」

伊「平和でいいじゃーん」

山「まあな」

知「世は夏休みだからね」

伊「いーなー夏休みー」

有「海とか行きてぇよな！」

わーわーはしゃぎ出した大ちゃんと慧くん

9人の中で1番子供かもしれない…

高「そう言えばAちゃん海行ったことなかったよな？」

「はい」

知「え！？ないの！？…僕もないけど」

薮「ないのかよ」

伊「俺もないな〜」

有「あんな楽しいのに！」

八「俺もないかもな〜。それか覚えてないか」

中「俺は何回かあるかな」

高「山田は？」

山「俺もない」

薮「行ったことないやつばっかだな」

有「ねぇ！行こうよ！！海！」

山「仕事は」

知「そんな毎日やんないといけないわけではないんだし、別に行ってもいいんじゃない？」

薮「珍しく知念が乗り気だな」

伊「えー、暑い〜」

高「伊野尾くんは外出て運動しないと」

知「確かに」

侑李、大ちゃん、薮先生、雄也さん、裕翔、ひかるさんが賛成意見

涼介、慧くんが反対意見

薮「Aちゃんは？」

「私？」

高「前、行こうって言ってたよな」

「まぁ…」

有「行きたいよね？ね？」

大ちゃん…圧が…すごいです

「どっちかって言うと…行きたい…かな」

有「ほら！」

山「大ちゃんの圧が凄いから」

伊「Aちゃんが行きたいなら俺も行く〜」

山「は！？」

知「じゃあ涼介だけがお留守番という事で…」

山「…ﾁｯわーったよ！行くよ！行けば良いんだろ！」

不機嫌になった涼介が叫んだ

慧くんはニヤニヤしてるし、侑李は悪い顔してる

…性格がよろしいことで