broken emotion IV (ページ40)

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188《Chinen》ページ40

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿なぁ、知念？」

…いつから僕のこと分かってたんだよ…

恐ろしいよ、伊野ちゃんは

大ちゃんは僕に今気づいたらしく、まん丸の目でこっちを見てる

知「…うん。僕だって羨ましいよ…
いっつもいっつも幼稚園児みたいにはしゃぎ回って
犬みたいな底なしの体力で
いくら注意しても折れなくて…」

有「ちょっと、待って。酷くない？」

知「そんな大ちゃんが僕は羨ましい」

大ちゃんの言葉は聞こえないフリしてスルーした

…酷くないよ、うん←

知「僕は…いつだって物事を悪い方向に考えて
みんなを笑顔にするどころか不安にさせて…
僕と真逆の大ちゃんが羨ましい…」

伊「…だってさ」

大ちゃんの方を見るとまた泣き出してて

伊野ちゃんに頭をポンポンされてた

知「…赤ちゃん」

有「うるせぇっ…チビのくせに」

知「は？大ちゃんだってチビじゃん」

伊「まあまあ」

いつも通りのニヤニヤしてる伊野ちゃん

変態みたい←

知「てか伊野ちゃんいつから僕がいるってわかってたの、」

伊「えー？俺が起きた時から」

最初からじゃん…

有「…盗み聞きなんてひでぇやつ！」

知「なっ…！廊下に聞こえるぐらいおっきな声で泣いてた大ちゃんが悪い！」

有「はぁっ！？…///」

知「伊野ちゃんだって盗み聞きでしょ！」

伊「俺は別に隠れてないし〜♪」

有「いやっ、盗み聞きだ！！」

伊「は！？」

有「起きてるって伝えてくれればよかったじゃん！」

伊「人の部屋で勝手に泣いてる人に起きましたよ〜なんて普通言わないでしょ！」

知「てか大ちゃんだって勝手に人の部屋で泣いてんじゃん！」

有「なっ、泣くのは俺の自由だろ！」

＿＿＿＿＿ｺﾝｺﾝ

高「…うるさい」

有・伊・知「「「あ…」」」

いつの間にかドアの所に立っていた雄也

その後ろには中島裕翔や、さっき寝かせたはずのAちゃん。

しかも涼介まで、中島裕翔に支えながら立っていた

知「最っ悪…」

山「お前ら声でけえから…」

伊「大ちゃんのせいだ」

有「なんで俺のせいなんだよ！」

「侑李いつの間に…」

高「下まで声聞こえてたから」

…ほんと最悪