broken emotion IV (ページ22)

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山「何してんの」

「わっ！びっくりした…」

突然かけられた声にびっくりした

いつの間にか涼介はお風呂からあがっていて、後ろにたっている

山「資料読んでんの？」

涼介の方を向くと、上半身裸で肩にタオルをかけていた

「えっ、あっ、うんっ、」

直ぐに目を逸らしたけれど、涼介はこちらに来て資料を見始めた

山「さすが薮ちゃんだよな…ん？どうした？」

「いやっ、その…服を…」

山「え？」

そこへ大ちゃんが降りてきた

有「何してんの〜…ってAちゃん？」

2人は不思議そうな顔で私を見る

「…涼介！服！着て！」

山・有「へ？」

有「あ…そっか、Aちゃん小さい頃にお父さん亡くしてるから…」

山「わ、悪い…」

急いでTシャツを着る涼介

有「…でも、この家じゃあ夏はみんなこんな感じだよな…？」

山「…今年から禁止だな」

「…うん、なんかごめん…」

薮「あらあら可愛いこと」

いつの間にか後ろに立っていた薮先生

ニコッと笑いながら立っていた

有「薮ちゃん！」

薮「資料を取りに来たんだけど、なんか可愛いエピソードがきこえてさ」

机の上の資料を集めながら薮先生は言った

可愛くはないよね…うん、

山「てか、俺が風呂はいってる間ずっと読んでた訳？」

「うん…なんか凄いなって思って」

ありがとなんて言いながら薮先生は笑う

大ちゃんはすげーって言いながらわかんなそうに資料を見つめた

薮「俺はこういう役割だからね」

山「運動馬鹿ばっかだもんな」

有「おい！俺を見て言うな！」

またまた始まった涼介と大ちゃんの言い合い

薮先生はいつもの事だからと言ってスルーしてる

私もほっといて寝ることにした

有「あ、Aちゃんおやすみ！」

「うん、おやすみ」

山「風邪ひくなよ」

「うん、」

部屋に入ってそのままベッドにダイブする

髪の毛を乾かすのもめんどくさくなっちゃって、そのまま眠りについた