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「…で、何するの?」

伊「簡単に言うならベッドメイクするの」

「…金持ちか」

伊「それな」


少しばかり文句を言いながら部屋に入る

最初は雄也さんの部屋


伊「うわ、海ばっか」

「そんなに部屋に入らないの?」

伊「いや、入ってるけど前より増えてるの」


日々増えていく飾りを見ながらベッドメイクをする

雄也さんの枕の色は紫


伊「よし、次」


次の部屋はひかるさんの部屋

枕は黄色

その次は薮先生の部屋

枕は黄緑

次は侑李の部屋

枕はピンク













というようにやっていった

最後の部屋は慧くんの部屋


伊「あとここだけだー!」


いざ、ベッドメイクをしようとしたけど…


「…綺麗だね」

伊「あ、そういやあ大ちゃんの部屋で寝たんだった」

「そうじゃん…あ!そう言えば私を部屋まで運んでくれたの?」

伊「うん、山田に怒られるから」

「ありがと」

伊「んー」


今日のちょっとした一大事解決したところで、ただいまーという声が聞こえた


「帰ってきたね」

伊「だね」

「下行こっか」

伊「ねえAちゃん」

「ん?」

伊「明日ってどこ行くの?」

「んー…わかんない。教えて貰ってないや」

伊「そっか」

「どうかしたの?」

伊「いや、気になっただけ。行こ」


リビングに降りると、涼介とひかるさんが調理を始めていた


薮「ただいまー」

知「あ、宏太おかえり」

高「薮君おつかれ」

「薮先生おかえりなさい」

中「先生?」

薮「お、Aちゃんじゃん。ただいま」


ニコッと笑ってくれる薮先生

中島さんに学校の先生だと説明する


有「薮君久しぶりだね」

薮「成績つけないと行けなくてさ、二学期の」

知「先生だもんね」

薮「まあ明後日から夏休みだから今より帰ってこられるはず」

「なんか…ごめんなさい」

薮「いやいや!俺、歴史めっちゃ好きだから楽しいよ!」


私を傷つけないようにこう言ってくれた

でもみんなは"歴史好きを通り越してる"って言ってたから、もしかしたら薮先生は素で言ったのかもしれない…

だけど、少し安心できて良かった

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作者名:Alice | 作成日時:2018年12月14日 18時

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