broken emotion IV (ページ14)

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162《Yamada》ページ14

【…ねぇ、イヤホン繋いだまま話してるから会話筒抜けだよ？涼介】

山「あ…」

「忘れてた」

顔がどんどんあかくなっていってるのがわかる

恥ず…

【やっぱ山田は山田だよなー】

山「…んだよそれ」

【照れたり恥ずかしくなったりすると口が物凄く悪くなる所とかね】

…もうそれ以上Aの前で言わないでくれ

「涼介…耳まで真っ赤だよ？」

ほら、な？

ほんとにやめてくれ…

【涼介って何だかんだ大ちゃんのこと好きだからね】

【ほんっと】

山「だからもういいって…」

【だれかが怪我したらすぐ心配するしな！】

【そうなんですね、見た目あんなに怖いのに】

【ギャップ的な？】

山「ほんとにもうやめて」

目の前でニコニコしながらAが話をきいてるから

【まあ大ちゃんはみんなの弟みたいな感じだからな〜】

【Aちゃんの次に新しい仲間だからね】

「最近なの？」

【そこまで最近って程じゃないけどね】

【まだなんだろ…見習いって感じ？】

【無邪気な子供って感じじゃね？】

【いい加減1人前になってほしいけどね】

有「おい、皆俺の事ディスりすぎじゃね？」

いつの間にか起きていた大ちゃん

いつから話を聞いてたんだ…

「起きてたんだ」

山「…いつからきいてた？」

有「ほんのちょっと前」

山「どんぐらいきいてた」

有「全部…って答えたらどうなる？」

そんなの決まっている

山「八つ裂きにする」

有「ほんとに何も聴いていないので心配しないでください」

山「ほんとだな？」

有「はい、もちろん」

山「…ならいいんだけど…」