broken emotion (ページ45)

今日:10 hit、昨日:7 hit、合計:152,174 hit

44 ページ45

入るのは2階の窓らしい

けどそんなのどうやって…

すると涼介は壁や塀、柵などをうまく使って登って行った

「す、ごい…」

山「登れるか？」

「いや…ちょっと…」

山「しかたねぇか…」

「で…でもっ！」

降りてこようとした涼介に思わず叫んでしまった

山「あ、おい！静かに！」

「…頑張る」

山「は？」

涼介が登っていたのを思い描きながら、頑張って登ろうとした

山「え…お、おい…まじか…」

「の、ぼ…れる…」

自分でもビックリだが、ある程度は登ることができた

けど…

「ここから…どうすれば…」

山「…ん」

目の前に差し出された手

その手をとると力強く引き上げられた

「あり、が…と」

山「…入るか」

下がってろと言われ少し下がった

すると、涼介のポッケからナイフが1本

ガラスが豪快に割れる音が響き、何人かの警備員と思われる人達が来た

涼介は手に持ったナイフを自分の体の一部かのように操り、とりあえず入った一部屋に来た人達を片付けた

山「来るなら…入ってきていいぞ」

「…うん」

恐る恐る入ると、２,３人程床に倒れていた

山「死んではない」

「あ…うん」

部屋の外に誰もいないことを確認して、目的の部屋に向かった