朝と夜の差 ページ21
Aside
おはよー！
今日は昨日のことが嘘だったかのように元気もりもりです！
……いつも朝になるとこうなんだよね！
私の夜だけの特性！激レア！なんちゃって☆
でもそれは事実なのでね。
そしてそして今日もありがたいことにお仕事！
A「いってきまーす！｣
「いってらっしゃい｣の返事はありませんw
A「おはよーございまーす｣
INI「おはよー｣
あらまぁ……私、最後だった。少し早めに来たつもりだったんだけどなー
INI「……！？｣
A「何どしたんw｣
めちゃくちゃ見られてるやんw
柾哉「りゅう……めちゃくちゃ目、腫れてない？｣
A「目……？え、？｣
近くにあった手鏡で見ると、誰が見ても明らかに腫れている目。
もしかして……昨日の……(正確には今日)。
A「ガチじゃんwなんでだろ、｣
確信犯。もちろん理由は分かってる。
洸人「…なんかあったんでしょ？｣
ひろくんが控えめに聞いてくるとかガチレア。
A「なんもないよ……笑｣
完璧すぎる苦笑い。
威尊「なんもないわけないやん。A、最近ずっと
悲しい顔してるで？｣
嘘、昼間でも、？完璧に切り替えてるはずなのに。
A「えー、……｣
これは言ってもいいのかな、……でも引かれたらどうしよう。
A「デビューした少しあとくらいから思ってたんだけどさ、……やっぱりINIにいなかった方が良かったんかなーって……｣
ヤバいよねなんて言いながら、どんどん目に泪が溜まっていく。
A「もう……私のこと、バカにして笑ってよ。｣
本当は離れていってほしくない…。けど、そうなることは
目に見えてる。
だから、最後はどんな形でも、笑ってほしかった。
威尊「そんなこと……できるわけないやろ…！！｣
そんな王子の声が聞こえて、足音が近付いたと思ったら、その瞬間には抱きしめられていた。
それも、1人じゃない。11人が、私を抱きしめてくれている。
柾哉「りゅうがINIにいなかったら、俺は、ここまで来れなかったよ。｣
理人「俺も、姫がいなかったらラップなんて出来てない。｣
A「私も……みんながいなかったら何もできてなかったよ……けど……、怖かった、。｣
そう言うと、抱きしめてくれている力がより強くなった気がした。
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作者名：【ゆづち MINI】 | 作成日時：2023年3月24日 12時
