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田島side



飲み物がなくなって、1人で通路を歩いていたら

近くの部屋から Your Number が聞こえてきた

Aとは、この頃ご飯のときに会うくらい

会ったとしても。「おつかれ」、「頑張ろうね」とかそのくらい



しかも、

Aが悩んでたことは蓮汰にきいたし

匠海くんが話聞いてたらしいし

極めつけは

柾哉くんとAが2人でダンスの練習してて、すごい体勢になってたのは西くんに聞いた

というか、噂になって広がってた



自分の知らないところでいろいろ起きてることがいやだ



「将吾くん?どうしたの?」

Aのことを考えていて、幻聴が聞こえたのかと一瞬思った

でも隣を見るといつの間にかAがいた。



田島「Aだ」

「うんAだよ。将吾くんもいつの間にか呼び捨てになってる」

そういえばそうかも。みんながそう呼んでたからかな。


田島「なんかAに会ったら元気になった」

「よかった」

そう言って笑うAの笑顔を見てると自然と笑顔になる。


「あさって本番だね。早いね」

「うん。将吾くんはどう?」

「いい感じ。柾哉くんのチームに負けないよ。Aは?」

「楽しみにしてて。きっとみんな驚くから。」



Aの目がキラキラと光っている。

誰もがAに惹かれてしまう。もちろん俺も。

いつもAのことを目で追ってしまうんだ。

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作者名:みは | 作成日時:2021年8月2日 12時

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