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木村side
自分のヘアメイクが終わって急いで、Aを探す。
あっ、見つけた。
木村「A」
「柾哉くん!制服どう〜?」
木村「かわいいよ。もしかして俺1番?」
「実は、さっき京ちゃんにたまたま会ったから、京ちゃんが一番かな。
柾哉くんは2番目」
そう言われて、京介に少し嫉妬してしまう。
いつの間にか京ちゃん呼びになってるとこにも。
みんなが集まってきて、話してたら
目を離しているすきに、Aがいなくなっていた。
楽屋に匠海と戻ってきたのを見て、2人で何してたのかなとか考えてしまう。
「柾哉くん」
木村「ん?」
「柾哉くん緊張してるの?なんか怖い顔してたよ」
ああ。緊張してるのか。Aに言われて気づいた。
センターという大きなポジションにかかる重圧に気づいてしまった。
木村「そうかも。」
「大丈夫だよ。きっと。」
近づいてきたAを思わず、ぎゅーっとしてしまった。
「えっ柾哉くん?」
木村「ちょっと充電」
木村「よし。頑張れそう。」
「もう。」
木村「2回目する?」
「心臓持たないからしなーい」
そう言って、他の人に呼ばれて行ってしまうAの後ろ姿を
目で追っていた。
Aの笑顔で緊張が解けた気がした。
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作者名:みは | 作成日時:2021年8月2日 12時