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尾崎side


久しぶりの制服。

自分のヘアメイクが終わって、うろうろしていると

みんなに囲まれているAを見つけた。



Aの制服姿はかわいかった。

みんなと同じ白のシャツとジャケットに、白色の短いスカート。

リボンは俺と同じの。

いつもの練習のときは束ねてある髪の毛が下ろしてある。


「見て見て!髪の毛巻いてもらったのー。

アイシャドウもラメ多めにしてもらったー

かわいいでしょ。」


そういってくるくる回ってる。


尾崎「ちょちょ。ストップ。」

ほら、西くんと理人がニヤニヤしてるじゃん。

それを見た威尊と柾哉くんの顔めっちゃこわばってるし。



尾崎「A。スカート短いから気をつけないと」

「大丈夫だよ。中見えても大丈夫なのはいてるし。」

尾崎「はあ」

そういうことやないんよ。危機感がなくてAはほんとに危なっかしい。



「なんか、高校生に戻ったみたい。」

尾崎「じゃあ、制服デートせえへん?」

「今から?いいよー」

そう言って、カメラマンさんに写真撮ってもらったり、少しうろうろして、お話しした。



尾崎「なあA」

「なに」

尾崎「デートなんやから最後に手つなご」

Aの手をつなぎながら言うと、Aの顔がほんのり赤くなった。

「もう」

赤くなりながら、目をそらすのもかわいい。

そんな顔されたらやばい。

その目がずっと自分だけを見てればいいのに

なんて思ってしまう。




楽屋に入る前に離しちゃったけど、つないだまま入ったらどうなってたかな。

ブーイングの嵐だったかな。

まあ、みんなに見せつけてもよかったかもしれんな。

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作者名:みは | 作成日時:2021年8月2日 12時

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