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柾哉side



ピラミッドに用意された60個の椅子と

1位の席の隣にある、1つだけピンク色の椅子。


きっと女子練習生が座るんだろうな。


みんなからの視線を感じながら

1位の席に座る。


残り1つの椅子にみんながそわそわしている。



そしてモニターに映し出された

「FLOWER」

の文字。



迅「フーーー!!」

雄大「ヤバ!!」

「女の子だよね」

「誰が来るんかな」



みんなが一斉に騒ぎ出す。



もちろん騒ぎたかったけど、

1位の席だし、少しだけみんなと離れてるし、

何より自分の隣に座ってくることに

緊張してた。





コツンコツンと小さなヒールの音がして

やってきたのは

オンタクトで一番気になった子だった。


「立花Aです。福岡県出身の19歳です。

よろしくおねがいします。」





「おーーーーーー」

「かわいい!!!」

「やば」

「スタイルよすぎん」

「え、話したい」

みんなのテンションか爆上がりしている。



もちろん俺もそのうちの1人。


本人は少し恥ずかしそうにしている。



そして、みんなに挨拶をしながら

階段を上ってきた。

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作者名:みは | 作成日時:2021年8月2日 12時

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