満ちた愛。 (ページ4)

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YOU side

退屈でたまらない、この、日々。

なんにも出来ない。

なんにもしたくない。

思い出すのは、過去だけ。

クリスマスイブの日に私に告白してくれて..

そういや、ユンギと私をくっ付けてくれたのはテヒョン君だったっけ...

｢おめでとう！！｣なんて、言いながら、祝福してくれたなあ。

｢はは..｣

あの頃は、彼らも、私も、おんなじ練習生だった。

純粋に笑いあって...

けれど、テヒョン君もユンギもデビューしたらしくてさ。

もう彼らは｢芸能人｣なんだよ。

売れているのか、そんなことは知らない。

けど、確実に前に向かって生きている。

私はといえば、いつまでも過去に取り残されている。

そう、ユンギのせいで。

けど、もうそんなこと言う気力も無くなってきた。

もう疲れた。

疲れたんだよ...

｢誰か、助けて｣

JN side

｢え？｣

JK ｢え？｣

ジョングクが目を丸くして、こちらを見てくる。

｢いや、何かさ、今、何かがさ..｣

JK ｢何かって、何ですか笑｣

｢それが分かんないんだよ...笑｣

JK ｢フッ、疲れてるんじゃないですかヒョン？｣

そうかな？?

なーんかさー... なんだろ。

JK ｢ま、そんなことより、もうすぐ日本でファンミやるじゃないですか？

　その時のコメント考えとかないと！ヒョン大丈夫ですか？｣

JN ｢大丈夫じゃないね..。はあ、なーんで日本語ってこんな難しいんだろう??｣

日本語は、本当に難しい。

英語より、断然ムズイ。

今、僕達は雑誌の撮影現場にいる。

ジョングクと二人でだ。

もうすぐ日本での仕事も控えているので、スケジュールはパンっパン。

疲れるけどやりがいはすごく感じている。

JN ｢んー本当にもどかしいよ。日本語も、その時の心情に合わせて使えたら良いのにさー｣

JK ｢分かりますよ、ヒョン。けどね...それ言うならもっと勉強してください｣

JN ｢グッ..痛いところを突いてきやがる。...でもさ！テヒョナは勉強してるの見たこと無いのに、上手くない？｣

JK ｢あーホントですね。どこで覚えてるんでしょ?｣

首を傾げるジョングク。

俺もつられた。