第２４５話 ページ15
『…森村』
ホッとした時には、私の視界は黒くなりつつあった。
…もう、ここまでなんだね。
ひっそりとベンチから立ち上がり、出来るだけ影の中を進むように足を進めていく。
そんな私に気がついた鉄角は、私に小さく声をかけるも。
私は振り返って手洗いに行く、と告げてまた前へ向き直る。
その直後には、監督の「おい」、という言葉で足を止めてしまった。
「…直ぐに戻ってこい」
その言葉に対して、アースイレブンのメンバーは間抜けな声を漏らした。
一方、私だけは意味がわかって口元を小さく歪ませた。
『───はい♡』
通路の奥まで歩くと、耳を澄ませば2つの足音が聞こえてきた。
「…手こずらせやがって」
「まぁまぁ、こっちの方がやりがいがあるでしょう。早く捕まえて連れてってあげよ？」
その人たちには、どこかで見覚えがあるものの、確実には思い出せない。
…誰だっけ。
ううん、やっぱり今はそんなのは要らない。
『…だって、"ワタクシ"が直接排除してあげれば良いもんね♪』
廊下で、2つの断末魔が聞こえた。
といっても、ほんの僅かなものであって、気づく者はあまり無かった。
暗闇の中で転がる2つの体と、それらを見下ろす1つの姿。
その姿は、目が禍々しく紫に光り、やがて緑へと戻って行ったのと同時に身を翻し、来た道を戻って行った。
その少女の体は、別の色に染まっていった。
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ジューガ(プロフ) - 尾崎紅葉さん» ついキャラがやり易くてつい…(笑)もしよろしければゆっくり作品読んでいってくださいね〜 (2018年10月8日 15時) (
レス) id: 9eafabe847 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - ん？なんか青色の文字に覚えが……あッ！マギレコ！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
綾子 - ジューガさん» はい。 また、読みに来た時に私の作品で感想もお願いします。 (2018年10月6日 15時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ジューガ(プロフ) - 綾子さん» 実はもう訪問しちゃいました…(笑)面白い作品でした！！お互い更新頑張りましょ！！ (2018年10月6日 15時) (レス) id: 9eafabe847 (このIDを非表示/違反報告)
綾子 - 私の作品の題名を教えますか? あとからすみません。 (2018年10月6日 15時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジューガ | 作成日時：2018年9月27日 10時
