【イナギャラ】偽りメルシーpartⅡ (ページ3)

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第４４話ページ3

「ご、ゴメンA。話を聞いてほしくてさ」
『へぇ、聞いたから帰れよ』

「い、嫌だ！俺は絶対諦めないからな！」
『いや、諦めろよ。つーか風呂入りにいきたいんだけど。どうせ今誰もいないだろ？』

「えーっとね…。あっ、いまなら剣城の『黙れこの天然パーマ！！』ゴフッ」

「＿＿＿＿おい灰崎。これはどういうことだ」
『キャプテンの口からどうぞ直接尋問してください。…南無三』
「いやマジで何があった。というか殺すな」

『ご安心ください、まだ脈はあります。
…ですが、残念ながらキャプテンの頭は一本ネジが外れております』
「「それは知ってる」」

危険なワードを言いかけた(気がする)キャプテンの腹を飛び蹴りしたら失神してしまったため、神童さんの部屋までつれていくことにした。

「…見事な2パックでした」『アンタはマジで黙れ』

もういや、と言いながらキャプテンをベッドに投げ捨てて神童さんの部屋から出ていく。

おいまて、という声が聞こえた気がしたが、気に止めようとは思いもしなかった。

森村に風呂に入ったかどうか聞くと、まだというため、一緒に入ることにした。
その会話を聞いたのか、野咲も行くと言い出した。

『…森村、行こう』「う、うん」
「ちょっと、置いていかないで！！」