問題児82 ページ37
学校へ到着し閉まっている門を乗り越える。
乱れたスカートを直しながら校庭を歩く。
きっと大澤がいたら門を乗り越えるんやないなどとうるさく言ってくるのは間違いない。
(大澤おらんくてほんまに良かったわ)
1日おきに休むことはあったがこうも連続して長く休むことは無かったため本当に久しぶりと感じる校舎へ入る。
まだ1限は始まっていないがホームルームはしているだろう。
静かな校舎をゆっくり歩きながら階段を登っていく。
今日はなぜか走る気にもならない、急ごうとも思わない。
とりあえず何事もゆっくりとしてしまう。
(もう、うちも年なんかなぁ…)
10代後半になればもう動かなくなる…
なんて聞いたことも無いが、そう感じさせられる程体は重く運動もしないため太ったのかも知れないと思い自分のお腹を見つめた。
(確かに太ったかも知れへん…)
はぁとため息を着き、いつもより遠く感じた教室の扉をガラッと勢いよく開けた。
だが、後ろから入ったつもりが寝ぼけているのか間違えて前から入ってしまい一倉とガッツリ目が合った。
それどころかクラスメイトからの視線はAに注がれている。
｢…そないに見られると照れるなぁ？｣
ヘラッと笑って一倉を見れば肩を震わせわなわなとしている。
一倉｢…あああああぁぁぁ！！！
Aっっっっっ！！！！！｣
耳の鼓膜が切れそうになる程大きな声で呼ばれ、あろう事か抱きつこうとしてきた一倉を持ち前の反射神経で避ける。
｢うっわ………！！
なんやねん一倉きしょいで｣
一倉｢自分…3日も休んだ上に連絡もせぇへんやん！
そないにリレーが嫌やったか…ほんまにすまん！！
やから学校やめたらダメや！！｣
かなりの速さで喋る一倉の言ってることに頭の中は、はてなでいっぱいになる。
｢何言っとるん？
ほんまにリレーは嫌やったけど、学校やめる気もあらへんし3日休んどったんは私情やけど｣
一倉｢…はぁぁぁ！？！？
なんやねん、心配して損したやんか｣
｢…ふっふっふー！
一倉はなんやかんやうちの事好いとるもんなぁ？｣
ニヤニヤとしながら一倉をつんつんとつつく。
一倉｢先生をバカにするんとちゃうぞ！！
課題増やしたるからな！！！
後先生をつけろ！！！｣
明らかに図星だと言うような焦り具合に笑う。
だが、一倉の言葉にピタッと行動が止まり数秒後Aの声が教室に響いた。
｢いや、課題は増やさんでええやろ！？｣
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7℃(プロフ) - みんみんさん» いつもみんみんさんがコメントしてくれるのでまだ見てくれる方がいるんだと実感し頑張れます、ありがとうございます！そんなに沢山見てくださってるのならもっと更新頑張ります！！ありがとうございます！！好きです！ (2020年12月27日 18時) (
レス) id: edd2872306 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - もう、この作品好きすぎて！！ほんとに！更新されて気になってバッて読んで、2回目にじっくり読むことが習慣になってます！これからも更新頑張って！！7℃様、だっっっいすきです！ (2020年12月27日 10時) (レス) id: 6f58e756c0 (このIDを非表示/違反報告)
7℃(プロフ) - にゃーさん» こんにちわ！更新してます！特に土曜日は更新する暇あるので！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: edd2872306 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - こんにちは！更新されてるぅぅ！やっぱり侑素直やないなぁ。 (2020年12月13日 13時) (レス) id: bb97bc99e2 (このIDを非表示/違反報告)
7℃(プロフ) - みんみんさん» やっと少し余裕が出来たのでたくさん書きます！疲れすぎて倒れないように気をつけてくださいねえええ！ (2020年12月11日 13時) (レス) id: edd2872306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7℃ | 作成日時：2020年10月17日 19時
