伍 ページ6
モモSide
みずき モモちゃん?なんで黙っちゃったの?類くん、ちゃんと元気だよね?いそがしいから返事こないだけだよね?
みずきちゃんの表情がみるみる切羽詰まってく。
、、、、、封印のことは黙ってようって矢神くんと決めてたんだ。
だけど罪悪感で、胸がザリザリ毛羽立つ。
みずき ねえモモちゃん。なにか知ってるなら教えて?私達、親友だよね?
私はみずきちゃんのアセる視線を受けてから、矢神くんにを目を移した。
彼も険しい表情だ。でも黙ってる。
どうするかは、私に任せるってことだ。
私は手の指を握り込む。
もしも私がみずきちゃんの立場だったら、好きな人が大変なことになっているのに知らないでいるなんて____、そんなのつらすぎる。
だけど類くんは逆に、自分のことで友達を心配させたくないって考えると思うんだ。
私だってそうだから。
、、、、、でも、すがるようなみずきちゃんの必死の瞳に、息が詰まる。
ごめん類くん。
私は心のなかで彼女に謝って、ゆるゆるとみずきちゃんに顔を向けた。
モモ みずきちゃん、皆もよかったら、どこかよって、お話していかない?
歩きながらテキトーに話しちゃう気にはなれなくて。
私は硬い声で、みんなを誘った。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
陽太 これ、、、、マジでやんのか?
ゴクリとつばを飲み込む陽太くん。
矢神くんは水のコップを手に、かすかに青ざめた顔で私たちを見つめてる。
朝子 陽ちゃん、やらねばならぬ時があるとしたら、それはまさしく、今なのよ。
朝子ちゃんがキリリとメガネのフレームを持ち上げ、うなずいた。
リオ そう。これから大変な話を聞くらしいから、カクゴの景気づけをしないとね!
みずき リオちゃんの言うとおりだよ。さあ、いくよ、モモちゃん!
モモ ハイ!よろしくおねがいします!
テーブルのど真ん中にドドンッと鎮座するのは、
超大吉・777クレープパフェ‼
このクレープ店の裏メニューで、もともと常連さんが77歳の誕生日祝いに特別注文した、伝説のパフェだってウワサ。
7000円のパフェなんて、お年玉もらったばっかの割りカンでも大打撃だ!
みんな、超シンケンにパフェの山をくずしはじめた。
リオ さ、話ひてもらふひょ、モモ
モモ う、うん
てっぺんのアイスをまるまる一個ほおばり、口火をきったリオ。
私は矢神くんと顔を見あわせてから一度持ち上げたスプーンを下におろした。
そして___
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ハルジオン - 指摘ありがとうございます!直しますね (2020年9月22日 21時) (レス) id: adaf8821d2 (このIDを非表示/違反報告)
いみちぇん&嵐大好きれいな(プロフ) - コメント失礼します!2話目の「ああ、、、、そうよねぇ。やっとこさ思いが通じたのに、もったいないわ。早くちゃんとお付き合いできればいいのにねぇ。」というセリフは、リオちゃんではなく朝子ちゃんだと思いますっ。更新頑張ってください!応援しています!! (2020年9月22日 20時) (レス) id: a61ecfef2f (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - 指摘ありがとうございます。直しますね。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: adaf8821d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CAORU x他1人 | 作成日時:2020年9月22日 12時