その愛を俺に…6

隆二side ページ5

やっぱり元カノの旦那だった…




俺は元カノの結婚式に出てるから､


旦那の顔は知ってる…








隆「あの？俺に何か用っすか？」








と警備員に止められてる男に声を掛けた…








警「今市さん!!汗」








警備員は慌てて俺を庇おうとした時､


旦那は俺に土下座をしてきた…








隆「え？ちょっと!!汗」




旦「俺が全部悪いんだ！
だから､嫁を俺から取らないで欲しい!!」








はぁ？



意味分かんねぇし…汗








隆「どういう事なのか説明してもらえませんか？」




旦「え？」




隆「俺が貴方の奥さんを取るなんて､
ありえませんから！」




旦「っ､」




隆「マネージャー！」




マ「なに？」




隆「楽屋へ連れてって」




マ「………分かった」








マネージャーに旦那を楽屋へ連れてってもらい､


俺も楽屋へ向かった…








臣「隆二？」




隆「多分､何もねぇとは思うけど､
もしもの時に2人だとキツい…」




健「せやな！」




N「俺ら6人居たら､押さえ付けられる！な？笑」




直「ですね笑」





隆「ありがとうございます笑」




岩「てか､俺らが聞いてていいんすか？汗」




E「それな！汗」




隆「うん！大丈夫！笑」









臣は微笑みながら､俺の肩に腕を回してきた…








隆「臣､悪ぃな汗」




臣「いいよ笑」








メンバーと楽屋へ戻れば､


旦那は椅子に座って待ってた…





俺は旦那と向かい合わせで座った…









隆「で？
なんで俺が取るって事になってんすか？」




旦「アイツが言ってたんだよ…汗」




隆「アイツって…瑠梨っすよね？」




旦「あぁ､
瑠梨が離婚届を置いて実家へ帰ったんだよ」




隆「で？」




旦「俺は別れたくないから､
瑠梨の実家へと話をしに行った時に言われたんだ…」




隆「なんて？」




旦「元カレの隆二くんと寄り戻すんだって…」




三-隆「え？」








はぁ？汗







隆「……」




旦「でも､隆二くんが結婚して子供居る事も､
テレビで知ってたし､
ありえねぇだろ！汗､って思った…
けど､アイツはほんとなんだって言い切るもんだから…」




隆「………そうなんすね」









アイツはなにがしたいんだ？汗


マジで…








隆「俺には嫁も娘も居る」




旦「……」




隆「もちろん娘もだけど､
嫁の事はマジで愛してるんすよ！」








と俺はハッキリと自分の気持ちを伝えた…


すると､旦那は目を見開いた…

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