その愛を俺に…5

隆二side ページ44

まさか…


Aにスマホを見られるとは思わなくて…




結局あの後､




Aは俺の話を聞かずに､


帰ると言い出して､


引き止めたけど無理だった…






せっかく仲直りしたのに､


俺はまたAを不安にさせ､泣かせた…







俺はテンションが上がんないまま､


みんなが待つロビーへ行き､


リーダー2人以外のメンバーでドームへ向かった…








健「隆二？何かあったんか？」




隆「え？」




臣「オーラがやべぇぞ？」




隆「……だよなぁ…」




E「Aちゃん､来てたんじゃないの？」




隆「来てたよ？」




岩「喧嘩…っすか？」




隆「………喧嘩…っていうか…」




臣「AはLINEで仲直りした！って送って来てたぞ？汗」




隆「多分…その後」




臣「はぁ？汗
で､Aは？」




隆「泣きながら､帰った…」









あの帰る時のAの泣き顔が頭から離れねぇ…





確かにそうだよなぁ…




昨日､俺の元カノにあって不安になって､


泣きながら俺に逢いに来たのに､


俺が元カノと連絡取ってるなんて､


ありえねぇよな…汗









隆「あぁー!!ほんと最低だわ……俺」




健「隆二…何があったんや？」




臣「話してみ？」








俺はゆっくり昨日の喧嘩の話と


Aにスマホを見られた事と､


元カノの話をした…








臣「タイミング悪ぃ…汗」



健「てか､
なんでAちゃんが隣におんのに､
元カノのLINE返しとんねん…汗」




隆「………だよな､」




臣「で？会うの？」




隆「2人では会えねぇって返して､
それからまだLINEが帰ってきてねぇ…」




臣「そっかぁー､
んで､その元カノの旦那がDVって､
ほんとなのかよ！汗」




隆「分かんねぇけど…」







俺は臣と健ちゃんにLINEに送られてきた画像を見せた…







健「これ…旦那に殴られたって事か？汗」




隆「て､言ってた」




臣「……マジかよ汗」




岩「確かにこれがほんとなら､可哀想っすけど…」







岩ちゃんが難しい顔をして話に入って来た…






E「岩ちゃん？」




岩「それの助けを求めるのが､
なんで………隆二さんなんすかね？」




隆「え？」




岩「だって､おかしくないっすか？」







臣達も難しい顔をして､考え始めた…






岩「隆二さんが結婚して子供も居る！
そんな事はメディアでも報道されてるから､
知ってるハズ…なのに､
なんで…離れてて､元彼の隆二さんなんすか？」

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