その愛を俺に…5

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隆二が泊まってる部屋に入れば､


隆二に




隆「先にシャワー浴びておいで？」




と言われ､


素直にシャワー浴びに行き､


着替えがなかった私に


隆二は使ってないJSBのジャージを貸してくれて､


下は丈が長過ぎるから､


上だけをワンピースのように着て出た…








隆「A､ちょっとおいで？」








とベッドに腰掛けてる隆二は､


口調は優しいけど､


目が笑ってなくて､


自分の脚の間を叩いた…








『っ､』








そんな隆二の目に私の脚は動かない…








隆「何してるの？早くおいで？」




『ぅ､ぅん…』







私はゆっくりと隆二の脚の間に座った…




すると､




隆二は私を後ろから強く抱きしめ､








隆「なんで黙って行った」







と言う隆二の低い声が､


私の耳にダイレクトに聞こえ､


私の身体に力が入った…







『っ､』




隆「兄貴から今連絡あった」




『え…っ､』




隆「お前にイヤな思いをさせてしまったってな」




『っ､』




隆「俺になんで言わねぇの？」




『それは…っ､』




隆「なに？」







こんなに隆二に怒られるのは初めてで…


声も手も震えて､


上手く話せない…








『LIVE前に…っ､』




隆「……」




『隆二の…モチベーション下げちゃったり､
機嫌悪くさせたくなくて…っ､』




隆「で？」




『最初…頼まれた時は……っ､
ちゃんと隆二に…了解もらおうとしたんだけど､
送るだけなら…って……っ､』




隆「……はぁー」







隆二は大きな溜め息をついて､


私から離れ､後ろに倒れた…







『……ごめ「知ってんだろ？」え…っ』




隆「俺は嘘とか隠し事が大っ嫌いだって」




『っ､』




隆「俺のモチベーションとか機嫌とか､
正直…どうでもいいわ」




『っ!!』








隆二の言葉に涙が溢れた…








隆「で？
俺のモチベーションとか機嫌とか気にして､
黙って兄貴の彼女のフリして行って､
俺の元カノの話を聞いて泣いて､
俺に慰めて欲しくて来た訳？」




『っ､』







初めて､隆二が怖いと思った…







隆「ほんと､マジでいい加減分かれよ！」




『っ､ごめんっ…なさいっ…っ､』




隆「俺､付き合った時から言ってるよな？」




『っ､』




隆「お前は男女関係なく､何の隔てもなく接するから心配だって！」








隆二に腕を引っ張られて､


私が隆二の上に乗る体勢になった…

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