隆二side ページ10
臣と由奈ちゃんと話してても…、
Aちゃんが気になって…、
まともに話もできない…、
隆「由奈ちゃん、病院教えて!」
臣「隆二…行くのか?」
隆「あぁ、
Aちゃんの事だから、1人で泣いてそうだし、あんな顔を見たら、傍に居てやりたいからさ!」
「分かった!」
由奈ちゃんに教えてもらい…、
急いで病院へ向かい、病室の前に着いた…、
すると…、
Aちゃんの泣き声が聞こえて…、
病室へ入ろうとした時に…、
名前が聞こえた…、
『………洋佑っ、』
ようすけ…
洋佑くんだ…、
知ってる…、
Aちゃんの名字が[岸]だから…、
すぐに分かった…、
そして…、
静かにベッドへ近寄れば…、
Aちゃんは洋佑くんの胸の上で泣いてた…、
『もし…私に大切な人がっ、出来たら…っ、』
え?
『……なんて言うっ?』
それは…、
隆「幸せになれよ!」
って言うと思う…、
確信はないけど…、
俺が洋佑くんの立場なら絶対そう言うと思うから…
Aちゃんは慌てて、洋佑くんから離れて…、
目に涙を溜めたまま…、
俺を見つめた…、
隆「って言うんじゃない?
洋佑くんなら!」
『なんでっ、』
居るの…?
って聞きたいんだろう…、
隆「1人で泣いてんだろうなぁ…と思って、
来たら、やっぱり泣いてんじゃん!」
『っ…っ、』
隆「病院、由奈ちゃんに聞いたんだ!」
『え?』
隆「傍に居てやりたかったから、」
と言うとAちゃんの瞳が揺れ…、
涙が流れた…、
隆「Aちゃん、来る?」
と、俺は優しく微笑み、両手を広げた…、
すると…、
Aちゃんは迷いもなく…、
『りゅーじさんっ…っ!!』
と、泣きながら俺の胸に飛び込んで来た…、
俺はAちゃんを受け止め…、
抱きしめた…、
そして…、
Aちゃんは…、
張り詰めた糸が切れたかのように…、
まるで、小さな子供が泣くように…、
声をあげながら、泣いた…、
隆「Aちゃん、ここ病室だし…、
時間も遅いから出ようか?」
『はいっ…っ、』
何とかAちゃんを泣き止ませて…、
Aちゃんと2人で病院を後にした…、
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Ri(プロフ) - 臣ちゃん妻さん» ありがとうございます!隆二くんmainですが、よろしくお願いします!(*^▽^*) (2019年2月7日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
臣ちゃん妻 - 新作おめでとうございます! (2019年2月7日 8時) (レス) id: 29f5e8dc45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri | 作成日時:2019年1月23日 10時