検索窓
今日:6 hit、昨日:54 hit、合計:395,300 hit

隆二side ページ46

『きっと…っ、』




俺はAを後ろから抱きしめた…、


それしか出来なかった…、






『誰かにっ、勝つことよりもっ、
夢と向き合える事がっ…っ、
本当の強さに繋がるっ、』



隆「っ、」



『GOING ON…っ、』



隆「A…、」



『もう一度っ…聴きたかったっ、』



H「Aちゃん?」



『洋佑の歌声っ…っ、』



隆「っ、」



『洋佑っ…、
私と出逢ってくれてっ…、
私を好きになって、愛してくれてっ…、
ありがとっ、』



義母「Aちゃんっ、」



『洋佑とっ、恋人になれて…っ、
洋佑とっ、夫婦になれて…すっごく幸せだったっ、
そして…っ、』






Aは俺の腕をぎゅっと握った…、






『私をっ…、助けてくれてありがとっ、
洋佑が助けてくれた命…、大切にするからっ、
洋佑の分まで、幸せになるからっ、』



隆「Aっ、」



『ねっ?りゅぅじさんっ…っ、』







と、Aは俺を見上げた…、







隆「だね…笑」






と俺はAの頭を優しく撫でた…、






『りゅうじさん?』



隆「ん?」



『今だけっ…1回だけ許して…っ?』



隆「え?」








Aは俺の腕から抜け…、


洋佑くんに触れるだけのキスを落とした…、





俺は…、


こんな状況でも嫉妬してしまった…、







隆「っ、」



『ゆっくり休むんだよ…っ、
向こうでも…、歌い続けてねっ…、りゅうじさん、』



隆「ん?」



『帰ろっ…笑』







Aは俺に精一杯の笑顔を向けた…、






H「今市、俺は話があるから、
連れて帰ってやりな?」



隆「はい、」







俺は洋佑くんのお母さんに頭を下げ…、


Aの肩を抱き…、


病室を後にした…、








そして、俺のマンションへと帰った…、



その間…、



Aはずっと外を見たまま…、



放心状態だった…、








隆「着いたよ?」



『うん、』








俺はAの手をぎゅっと握り…、


部屋へと入った…、




その瞬間…、




Aが俺に抱きついてきた…、








『りゅうじさんっ、』



隆「ん?」



『わがままっ…言っていいですかっ…?』








と潤んだ目で、俺を見上げた…、


その表情が色っぽくて、可愛くて…、


息を飲んだ…、








隆「いいよ…笑、なに?」



『………抱いてっ、欲しいっ、』







え?






『りゅうじさんで、いっぱいにしてっ、』



隆「っ、」






Aを姫抱っこし、ベッドへ連れて行った…、

隆二side→←45



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
822人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ri(プロフ) - 臣ちゃん妻さん» ありがとうございます!隆二くんmainですが、よろしくお願いします!(*^▽^*) (2019年2月7日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
臣ちゃん妻 - 新作おめでとうございます! (2019年2月7日 8時) (レス) id: 29f5e8dc45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ri | 作成日時:2019年1月23日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。