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脱衣場から出れば…、



ピアノの音と隆二さんの歌声が



聴こえ…、



私は動く事も隆二さんを呼ぶ事も出来なくなった…






隆「初めて逢った時から、キミの事が好きでした、
他の人じゃない、キミだけが好きで…、
何でもない顔をして、笑っているけど、
僕だけに降る、powder Snow せつないよ…、

泣きたいくらい、僕がキミを
好きになればなるほど、
何故だろ、キミは悲しそうだから、
逢いたくても、逢いたいって、
言えなくなってしまう…、
儚く、降り積もるpowder Snow…、

永遠に終わらない冬…、」




『っ、』







隆二さんの歌声が綺麗で、切なくて…、


隆二さんが何処かへ行ってしまいそうな気がして…


私は涙が止まらなくなり…、


隆二さんの背中に抱きついた…、








隆「Aちゃん?」



『りゅぅじさんっ、』



隆「ん?」



『っ……もう少しっ、今の関係で居てもらえませんかっ、?』



隆「え?」



『私っ…、洋佑との事、ちゃんと終わらせますっ、』



隆「……っ、」



『だからっ、りゅぅじさんっ、
私をっ…、待っててもらえませんかっ…?』








隆二さんと離れたくないって…、


隆二さんの傍に居たいって…、


思った…、







私は…、



隆二さんが好きなんだと…、



気付いた…、








『もうダメですかっ…、』







と隆二さんの背中から隆二さんの顔を覗けば…、


私の手を引っ張られ…、


隆二さんの膝に横向けで乗る体勢になり…、


隆二さんに抱きしめられた…、







隆「ダメな訳ねぇじゃん、」



『りゅぅじさん…っ、ほんと?』



隆「あぁ、ほんと!
だから、Aちゃんのわがまま聞いてあげる!」



『っ、』



隆「Aちゃん、」







隆二さんは私から身体を離し…、


私を優しい目で、見つめ…、


私の頬に手を添えた…、







『りゅぅじさんっ、//』



隆「んもう、そんな可愛い顔しちゃダメ!汗」



『えっ//』



隆「キスしたくなんじゃん?」



『っ、//』



隆「けど、我慢する!
Aちゃんがちゃんと俺の所に来てくれるまではね?笑」



『っ、』







その言葉に…、


少し残念がってる自分が居た…、





そんな私に気付いたのか…、


隆二さんは…、







隆「なに?して欲しかった?笑」







なんて意地悪そうに微笑み、聞いてくる…、



『はいっ』



と、返事をすれば…、


してくれるのだろうか…、


と考えてしまった…、

隆二side→←21



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Ri(プロフ) - 臣ちゃん妻さん» ありがとうございます!隆二くんmainですが、よろしくお願いします!(*^▽^*) (2019年2月7日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
臣ちゃん妻 - 新作おめでとうございます! (2019年2月7日 8時) (レス) id: 29f5e8dc45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri | 作成日時:2019年1月23日 10時

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