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『っ//』




ダメだ…、


このまま隆二さんと居たら…、




私の頭の中で危険信号が鳴り響いた…、






『あのっ、汗//』



隆「ん?」



『私っ…やっぱり帰りますねっ、汗』



隆「なんで?」



『いやぁ、私なんかが隆二さんのお部屋に長居するのは…良くないかと汗』



隆「………そっか、」







隆二さんの声のトーンが変わり…、


私は顔を上げて、隆二さんを見上げた…、







隆「Aちゃんが帰りたいなら、
無理にとは言わないし、」




『っ、』




隆「それに、
1人で泣かないって約束出来るならいいよ!」








と私の頭を優しく微笑み、撫でてくれた…、



その手が暖かくて…、


私の涙は一気に溢れた…、









隆「ほらね!
もう泣いちゃってるじゃん!」



『っ、すみませんっ、』



隆「泣いちゃってるから、
今日は帰せない、」








と隆二さんは低くて、甘い声で言って…、


私を抱きしめた…、







『っ、』



隆「1人にさせないからって言ったでしょ?」



『はぃっ、』



隆「それに、好きな子が泣いてるのに、
帰せる訳ないでしょ?」









え?








『りゅぅじさんっ…今の「Aちゃん!」っ、』



隆「ほら、先にお風呂行っておいで!
暖かいお湯にゆっくり浸かってきな!笑」



『っでもっ、』



隆「着替えは…あっ、妹のがあるから置いといてあげる!」







隆二さんは私の背中を押し…、


脱衣場へ入れて、ドアを閉めた…、







隆「気にせず、ゆっくり入ってきなね!」



『あっ、ありがとうございますっ、』



隆「いいえ笑」







と隆二さんの足音が遠ざかって行った…、




私はとりあえずお風呂に入り…、


全部洗って、湯船に浸かった…、







『………っ、』






隆二さんのさっきの言葉が頭から離れない…、





私が聞き返そうとしたら…、


隆二さんははぐらかすように…、


私の言葉を遮った…、






て事は…、


聞かなかった事にしろって事なのだろうか…、






そう考えると…、


私の胸が痛くなった…、







『ん”ー、分かんないよぉーっ、』







私はとりあえず考えるのを、辞めて…、


お風呂から上がった…、





そして…、




隆二さんが置いておいてくれた服などに…、


着替えた…、


隆二さんのパーカーは…、


隆二さんの匂いがして…、


私はそれだけで安心出来た…、

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Ri(プロフ) - 臣ちゃん妻さん» ありがとうございます!隆二くんmainですが、よろしくお願いします!(*^▽^*) (2019年2月7日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
臣ちゃん妻 - 新作おめでとうございます! (2019年2月7日 8時) (レス) id: 29f5e8dc45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri | 作成日時:2019年1月23日 10時

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