【名探偵コナン】転生したので、黒の組織に入って救済します。2

story：74 ページ25

『怪盗キッド？』

(そういえば、初登場回に会えなくて、今まで一度もあった事ないんだよな…。)

蘭「今回園子の家に予告状が届いたんですけど、ニセモノかもしれないらしくて。」

『へー、ニセモノ。まあニセモノなら警察に捕まる様を見れるだろうし、観に行こうかしら。』



鈴木邸で話を聞いていると、次郎吉さんの飼い犬、ルパンが入院していると聞いた。

(これ、確かルパンが金庫内に閉じ込められて、助けるために次郎吉さんがわざとキッドを呼び出したってオチじゃなかったっけ？)

次郎吉さんが出した招待状には、「手を貸してくれ」という暗号が含まれていた。

それがわかった後周囲を警戒していると、キッドが次郎吉さんにサインを出した。

メイド「あの、仰ってませんでした？食事を運んだついでに、手を貸してくれって。」

(なるほど、このメイドさんか。)



『優しいのね、貴方。さすが、世界中を魅了する芸術家ね。』

そう、すれ違いざまに声をかけ、ポケットに手紙を入れると、彼は一瞬驚いた顔をしていた。

コナンくんも彼の正体にたどり着いたようで、いつのまにか消えていた。

キッドは見事金庫を破りルパンを救出し、警察の手から逃げていった。



「黒羽快斗、私は貴方の正体を誰にも言わず、決して敵にはならない。だから、貴方も私の正体を知っても誰にも言わず、敵にならないでね。」

快「うっわ、まじか〜。あの姉ちゃん何者だよ！」

パラグライダーで夜の街を飛びながら、1人キッドは呟いていた。

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