story:51 ページ2
『もしもし、ジン?どうしたの?』
ジ「お前、前に爆死したテキーラって覚えているか?」
『ああ、いたねー。それが?』
ジ「あいつが死んだ後、ウォッカが引き継いだ取引があったんだ。相手は板倉卓。5日後の取引についてこい。」
『私行く必要ある?』
ジ「お前最近ハッキングばかりだろう。鈍らない為に実戦になるかもしれない機会を用意したんだ。」
『まーいいけど。そのあと2人で食事に行くなら。』
ジ「わかった。」
そして取引当日。
ジ「今回の件はウォッカが全て処理しろ。」
ウ「了解しやした。」
『ウォッカが全て?実戦はどうなったの?』
ジ「よかったな、仕事が減って。」
『ああ!騙したね!』
ジ「うるせぇ。食事してやんだから我慢しろ。」
『仕方ないなぁ。』
(ジンは私にあまいけど、私もジンに大概あまいなぁ。)
ジ「おい!起きろ!時間を変えやがったらしい。午前4時だ。」
『ふわぁぁぁあ。そっかー。よし行こー。』
ジ「何やってんだ、たくっ。」
『了解。』
2人でコインロッカーに向かうと、ウォッカはソフトのセロハンテープを剥がしていた。
カチャ
ジ「なんの真似だ。取引は明日0時のはずだぞ。」
ウ「ヤツが都合が悪くなったから…でも、ちゃんとソフトは手に入れやしたぜ。」
ジ「ソフトに付いてるセロハンテープはお前の指紋を取る為。発信機までついてやがる。」
『はい、これウォッカが捨てた煙草。』
ウ「クソッ。板倉の野郎よくも!」
『いや、彼じゃない。』
ジ「ああ。心臓が悪いヤツが寒い山奥には行かない。切れ者を雇ったんだろう。だかミスを1つ冒した。ソフトはまだ温かい、近くにいるぞ。」
ジンはロッカー室をウォッカと共に回り始めた。
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nekonatsu6(プロフ) - これからも応援してます。頑張って下さい! (2021年9月28日 14時) (レス) id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
nekonatsu6(プロフ) - めっちゃ面白いですね!ちょっと聞きたいんですけど、救済って諸伏くんだけですか?他の松田くんとか萩原くん、伊達くんは生きてるんですか? (2021年9月28日 14時) (レス) @page9 id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:池鎌 | 作成日時:2020年6月2日 8時