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豪華客船の任務が終わってから数日。
『ジンー、ただいまー!!疲れたよ〜。』
そうジンに声をかける。
私の性別を知っているのはボス,ラム,ジン,ベルモットの4人のみ。
自分の変装を解いて100%晒け出せる人はジンとベルモットしかいない。
『うぅー、本当カラーがブラックだけに仕事もブラックだよ。ねえ、今日一緒に飲まない?』
ジ「ああ。いいぜ。」
そうして2人でバーに向かう。
久しぶりにしばらく談笑しながら飲んでいる。
(今はこんなにラフに話せるけど,出会った時は凄く緊張していつも遠慮してたな。)
昔を思い出してしみじみいていると、ジンがこちらを見ていた。
ジ「マスター、こいつにキールを。」
『この人にホーセズ・ネックを。』
ジ「…次はセプテンバーモーン。」
『…………カシスソーダを。』
ジ「…ライラだ。」
『…彼に……シェリー。』
ジンの言いたいことはわかっている。
だけど本当に自分でいいのか、恋人ではなくても関係を持ってしまってもいいのか。
イレギュラーが深く関わっていいのか。
自分の心の中で思考がぐるぐる回る中、2人でスーパーに行った。
(なんかジンにスーパーって本当に似合わないな。)
なんて呑気に思いながら、あっという間にジンのセーフティハウスについてしまった。
食事や入浴を終え、内心ガチガチに緊張しながらベットルームに向かう。
そこには既にジンがいて、本当にするんだと、実感する。
ジン「こっちに来い。」
『は、はいっ。』
声が上ずるのを抑え、ジンの隣に座る。
《酒言葉》
キール→最高のめぐり逢い 度数14
ホーセズ・ネック→運命 度数 13
セプテンバーモーン→あなたの心はどこに 度数 18
カシスソーダ→貴方は魅力的 度数 7
ライラ→今、君を想う 度数 35
シェリー→今夜は貴方に全て捧げます 度数 22
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作者名:池鎌 | 作成日時:2020年5月31日 10時