9話 鬼の妹禰豆子 ページ13
鱗滝さんが竈門さんが背負っていた籠をおく。
「……籠……」
鱗「炭治郎の妹が入ってる。」
私は籠に近づくとそっと撫でる。
とても、とても暖かい気持ちが伝わってくる。
そんなことを思っていると
ひょこっ
「……!」
中から女の子が出てきた。
竹の口枷をしており、身体は小さかったが、私と同じくらいの大きさになる。
……鬼だろう。
「うー!」
「なぁに?」
微笑みながら頭を撫でると嬉しそうに目を細める。
「……そうだ。名前、言える?」
聞くと、女の子はコテンっと頭を傾げたあと、ひらめいたような顔をする。
「うー!うー!うー!」
基本、誰もがなんと言っているか分からないだろう。
けど、彼女はわかった。
「……ねずこ……禰豆子っていうの?」
禰「うー!」
あっていたようで、嬉しそうに答える。
「……禰豆子、禰豆子ちゃん」
禰「うー…」
楽しそうに言っていたが、段々と目を細め、声も小さくなっていく禰豆子。
「眠たいの……?」
禰「うー…」
コクンっと頷く禰豆子を敷いた布団に寝かせる。
絢の膝に頭をのせ、寝る禰豆子を赤子のように寝かせる絢。
トンっトンっと一定のリズムで背中を軽く叩く。
絢「……こーやーまーのこーうーさーぎーはー…」
絢が子守歌を歌う。
気づいた時には、すでに禰豆子は寝ていた。
絢は微笑むと禰豆子の頭を優しく撫でる。
絢「おやすみなさい。……禰豆子。」
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スクールみきの - ですがリクエストしようとしてくださりありがとうございます! (2019年9月14日 20時) (レス) id: cdb5f2e573 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - ごめんなさい!リクエストは受け付けてません! (2019年9月13日 23時) (レス) id: c68a95e1da (このIDを非表示/違反報告)
yadlz208(プロフ) - スクールみきのさん» ご無沙汰しております。別のリクエストをさせていただいても良いですか? (2019年9月11日 21時) (レス) id: 3c66cd5aee (このIDを非表示/違反報告)
三月の糸姫(プロフ) - かなとさん» その上から目線の方が腹立つので貴方が活動やめてはどうですか? (2019年8月26日 10時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
三月の糸姫(プロフ) - かなとさん» 上から目線で偉そうに!! (2019年8月26日 10時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スクールみきの | 作成日時:2019年7月30日 13時