文系少女は愛される (ページ7)

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無知とは2 ページ7

、

「おい！！」

始終ずっと何か言いたそうだったティーチが口を開いた

ティーチ「コイツ、悪魔の実の能力者なんだろ！」

！！周囲はハッとした表情になる、

イゾウ「確かに、」

ティーチ「なんの悪魔の実だ？！」

何故、そこまで必死なのか…
まだその時は誰も知らない

A「……フミフミの実……」

...！

サッチ「え！？あ、あのフミフミの実？」

団員1「なんだ、サッチ知ってるのか？」

サッチ「知ってるもなにも……フミフミの実ってのは

政府が血眼になって探してる悪魔の実だ」

「「「えぇーー！！」」」

サッチ「なんせ、能力でポーネグリフが読めるからな」

オハラで空白の100年の歴史を知ることは大罪であると、
あんなに政府が力を奮った

ロード・ポーネグリフが読めること、

それがどんなに大変かなことか、分かるはずだ

サッチ「だが、それだけしかこの実の能力は
分かっていない…、謎が多い悪魔の実なんだ」

ティーチ「……」

白ひげ「……そうか、」
何か考えながら言った

白ひげ「コイツは病み上がりだ、今日はもういい、マルコ、」

マルコを呼び、少女を運ばせた

最後に

白ひげ「また、連れてこい、」

ニカッという笑みを見せた

5日後 in甲板

ナース「もぉぉーーーおー我慢できない！！！」

大きな声がひびきわたる
ついにナースが根を上げた

白ひげの膝の上で何も考えず、海を眺めていた少女が声の方に視線を向ける

マルコ「？どうした？ナース」

怒りを叫び、息を切らしている彼女に話しかけた

ナース「Aちゃんが異常なの！

指示がないと何もしないの、何も出来ないの！」

イゾウ「！それは、確かか、」

白ひげ「……」

ナース「私たちが目の前にご飯を置いて『貴方のよ』
って言っても『食べなさい』がなければ、
ずーっとお腹を鳴らして、ずーっと食べないの！

生きていくために必要な知識がないの！」

白ひげ「1度捨てた心の傷は深かったか ……

まぁ、無理もねぇ、まだ子供だ、

孫が出来たみたいに思ってたんだけどな」

白ひげ「コイツは次の島で降ろす！」

「「「「え！！」」」」

白ひげ「お前らなら分かるだろう？」

白ひげ「この海がどれだけ危険か、この海で無知とはいかに自分を苦しめるか、」

白ひげ「コイツの未来を第1に考えろ」

……