INFINITE∞僕の初恋 ６章

目がチカチカ ページ5

車を敷地内の駐車場に停車して

宿舎であるマンションの一室へ


部屋のロックを解除して扉を開けた瞬間

高橋さんの言った意味が分かった。


扉を開けるとすぐに鼻につく薔薇の香り

スリッパはピンク色で毛がふわふわした物…

いたる所に赤やピンクを基調とした物が置かれていた。


えっと…


私…


もしかして部屋間違えた？


久しぶりだしな


一度玄関の外に出て部屋番号の書かれたプレートを確認した。

やっぱり間違いない


リビングのドアを開けると

そこは

もう男の人が住んでるとは到底思えないほどだった。


「うわ……ぁ…(呆)」


私も赤とかピンク…嫌いじゃないけど…

さすがにここまで統一されると引くわ(苦笑)


カーテン・ティッシュケース・ゴミ箱・食器etc…

これでもかってくらいに赤系に統一されていた


テーブルは薔薇の形をしている物に替えられていて

でもその上は大量のお弁当の残骸が…


「はぁ…」


朋美ちゃんならこういうの触りたくない〜とか言いそうだもんね……


仕方ない！片付けるか!!


ソファの横を通ってテーブルのそばへ行こうと歩くと

横に伸びていた何かに躓いて

ド派手に倒れそうになった


「ぬはぁ!!」


もう何?!


？『ん゛〜〜〜〜〜…ア…レ？ヌナ…？おはようござい…ﾏｽ…ZZzzz』


「もうドンウさん…何でこんなとこでまた寝てるんですか!?ちゃんとベッドで寝てください!!」


ドンウさんはよくリビングでそのまま寝ちゃうんだった


DW『まだ眠いよー…ﾑﾆｬﾑﾆｬﾑﾆｬ』


「とりあえずせめてソファで寝てください」


DW『了解しましたーー…』


敬礼のようなポーズをしてからモソモソとソファの上に上がると

体を丸めて

また眠りはじめた。


本当はもう起きてもらってもよかったんだけど…

まだ時間に余裕もあるし、

いっか(苦笑)

ちょっと後悔？→←再始動!!

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