INFINITE∞僕の初恋 ６章

罪悪感 ページ29

ソンギュさんにすべてを話した後
自分の惨めさに笑いが出て来た

でもその姿にソンギュさんは声をあげた


SK「――何で笑ってられるの？」


「だって可笑しいですよね？？ずっと妹としてしか見て貰えなかったのに
　婚約者が私よりも年下だよ？」


SK「全然可笑しくなんてないよ」


言い合ううちにソンギュさんに突然抱きしめられ
戸惑う

普段してこないことをされて
視点が揺らぐ


SK「――俺達がいるでしょ？
それに…ちゃんとAさんのこと見てる奴だっているじゃん」


「!!……」


SK「泣きたい時に泣かなきゃ
涙って枯れちゃうよ？本当に泣きたい時になって
泣けないのって辛いと思う」


何で…何でこんな時に限って優しい事言うの？
いつもみんなに言ってるみたいに口悪くしてよ……っ


「…っ…ぅ…」


堪らず嗚咽しながら


行き場を失くしていた腕を
ソンギュさんの背中に回しかけた時だった


ガチャｯ


4人「ただいまー」


そこに出かけていたメンバーが帰ってきてしまい
私達を目撃してしまう

もちろんその中にソンジョンさんの姿もあった
一瞬にして罪悪感が生まれる


「ぁ…、ｿ…ｿﾝ…」


ソンジョンさんは切ない表情を向けた後
視線を逸らすと
誰とも目を合わすことなく


"買い忘れたものあるから
ちょっと出てくる"


そう言い残して
出て行ってしまう


「!!ソンジョンさんっ」


追いかけようとするけど
ソンギュさんに手を掴まれて阻止されてしまう


SK｢Aさん…、お願いがある。その気がないなら…今ここでソンジョンを追いかけないでほしい」


「え…」

言えない→←見透かされた顔

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革ベルト

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