見透かされた顔 ページ28
冷蔵庫のあるものでとりあえず
料理を始める
時計のカチカチという音だけが響くリビングに
重苦しさを感じながら
水音を追加して
その重苦しさを誤魔化す
野菜を洗い、切っていく
いつもならソンギュさんは部屋に戻るはずなのに
なぜか
リビングに居て
ソファの上でiPadを操作している。
1品目が出来てスープを作ろうと
シンクの下にある棚から鍋を取り出そうと身体を前屈みにしていると
不意に人の気配がして
顔を上げると
ソンギュさんが横に立っていて
手には空いたマグカップを持っていた
「あ、ソンギュさん」
SK「これ、ここに置いていい?」
「はい大丈夫です」
SK「分かった」
他愛もない会話を終えて、ソンギュさんが私から背を向けたから
ホっと肩を撫で下ろそうとした時
不意打ちのように発せられた言葉に息を呑む
SK「――なんかあった?」
「エ?あ、なにもないですよ?」
恍けた顔で茶化すけどソンギュさんは表情を変えず見透かした顔だった
SK「――…」
普段そこまでプライベートの話とかしないし
でも、たぶんソンギュさんとは年齢が近い
その上リーダーという立場から
気になるのかもしれない
「…っ…」
息を呑みこむと手を休めることもなく
もう一度棚から鍋を出したり
色々しながらも
一つ一つ
ゆっくりと話し始めた
ラッキーアイテム
革ベルト
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かのか(プロフ) - 最後まで、付き合います!!!! (2013年4月23日 14時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - やーーだーーー!!!!(ToT)このままお別れは悲しい~~!せめて、ジョンことちゅうでも!もう、恋仲にはなれないの? (2013年4月20日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - もうおわってしまうんですね(ノ_・、) つづき楽しみにしてます (2013年4月19日 19時) (レス) id: d2cb6a7f98 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみに☆(プロフ) - かのかさん» はいぃお別れの時がついに来てしまいました>< (2013年4月19日 14時) (レス) id: 77c4b8fedd (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - はう。お別れの時が……(T_T) (2013年4月18日 16時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃみに☆ | 作成日時:2012年9月4日 17時