INFINITE∞僕の初恋 ６章

帰りたいのに ページ27

『はい。あの、みなさんは出かけたんですか？』


SK『なんかヌナの韓国語久しぶりかも』


「あははは(苦笑)」


言われてみれば、そうかも…
最近はみんな日本語で話す事にも慣れてくれて
おかげで私も最近韓国語を話す機会も減ってたな


SK『ドンウ達はみんなで珍しく銀座に出かけたよ』


そう話してくるソンギュさんは
キッチンから声を発しながらも
手は休まず
コーヒーメーカーからコーヒーを注いでいた


『そうなんですか…ソンギュさんは行かなかったんですか？』


SK『あー俺は買い物よりグダグダしてるほうがいいからね』


『そうなんですかー…』


早く部屋に戻って
荷物取りたい…


そう思っていたら
一つのドアが開く音がした。


ガチャ


薄いグレーのフード付きスウェット上下を着た
ウヒョンさんが頭を掻きながら出てきた…


WH『あ゛ーぁ、もう…ﾋｮﾝ…何一人で喋って……』「あ!!A〜〜〜♪いつの間に帰ってきたわけー？」


『ｱﾊﾊﾊ…ついさっきです』


WH「……。お？Aが珍しく韓国語〜〜☆」
『あ…あの……』


う…っ
っていうか今の間はなんだったんだろう


WH「もしかしてﾋｮﾝと韓国語で喋ってた？だったら俺も〜♪」
『あの……』


WH『あ、ドンウﾋｮﾝはねー寝てる！あの人ほんと起きないからね!!』
「……っ」


言えない(涙)
言えるタイミングが…っ


WH『あっA見てたらお腹空いてきた♪A〜なんか作って〜ぇ？』
『え？』


WH『ドンウﾋｮﾝもたぶんいい匂いしてきたら起きると思うし!!野生の嗅覚ってやつで!!(笑)
っていう事でよろしくね♪俺、寝てるからー出来たら起こしに来てねー☆じゃっ!!』


怒涛のトークが終わると
そそくさと自分の部屋に帰っていったウヒョンさんが居なくなった
リビングで唖然と立ち尽くす


その姿を終始見ていたソンギュさんがｸｽｸｽと笑いながら
前を横切ってソファに座りこんだ


はぁ〜〜〜〜ぁ…(涙)

帰りたい

見透かされた顔→←出来れば…

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す