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契約書類 ページ22

PD「一応ですねー水曜の7時からのSP番組に2分間ってちょっと短い尺ですが、軽く歌ってもらって自己紹介をしてもらうって内容で進めようと思いますがよろしいですか?」


「え?ゴールデンなんですか?」


PD「はい。何か都合が悪いですか?」


「いえっ!全然!!ただ…もっと深夜の番組とかかと思っていたので」


PD「ハハハハッ深夜じゃー認知度はあがらないですよ」


「そうですよね…」


PD「今回出演してもらって、視聴率次第ではレギュラーとして出演できるよう掛けあいましょう」


「ほんとですか?!」


PD「はい。じゃぁ契約に進んでも大丈夫ですかね?」


「え…?あ、はい」


PD「ちょっと待ってくださいねー…えっと」


テーブルに広げられた書類の中を捲って何かを探し始めた


PD「すみません。契約書部屋に忘れてきたみたいで、一緒に取りに行ってもらってもいいですか?」


「え…あ……えっと…」


予感はしてたことだけど…
いざ本当に起こってしまうと
どうしたらいいのか分からなくなってしまう。


PD「――契約したくないんですか?こんないい話断ったら、うちの局じゃー出れませんよ?」


……私がここで断れば
彼らに仕事がないままになってしまう

私さえ
我慢すれば…っ


「――分かりました。行きます…」


PD「そうですか。上代さんは理解があってよかったです。ここの会計は私は払いましょう」


会計を済ませると今井さんは私の一歩前を進みながら
エレベーターホールへと向かった


エレベーターはなかなか降りてこなくて
扉の前で待ってる時間は酷だった。


私…何やってんだろうって…

こんな事…彼らが知ったら…どんな風に思うか分かりきってるのに…


PD「…さん。上代さん」


「え?あ、はい?」


PD「もう着てますよ」


「あ、すみません」


気付いたらすでに今井さんはエレベーターの中に乗り込んでいた


もう…覚悟決めなきゃ…っ


鉛のように重くなった足をゆっくりとエレベーターに運び入れようとした
その時だった


いきなり後ろから腕を掴まれてホールに引き戻された


「っ…」


PD「なんだよっあんた!!」


?「そちらこそ、うちの社員をどこに連れていく気ですか?」


え…?


顔をあげると、そこにいたのは
高橋さん…


何で…ここに…

どうしてここに?→←カフェ


ラッキーアイテム

革ベルト


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作品ジャンル:タレント
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かのか(プロフ) - 最後まで、付き合います!!!! (2013年4月23日 14時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - やーーだーーー!!!!(ToT)このままお別れは悲しい~~!せめて、ジョンことちゅうでも!もう、恋仲にはなれないの? (2013年4月20日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - もうおわってしまうんですね(ノ_・、) つづき楽しみにしてます (2013年4月19日 19時) (レス) id: d2cb6a7f98 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみに☆(プロフ) - かのかさん» はいぃお別れの時がついに来てしまいました>< (2013年4月19日 14時) (レス) id: 77c4b8fedd (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - はう。お別れの時が……(T_T) (2013年4月18日 16時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃみに☆ | 作成日時:2012年9月4日 17時

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