INFINITE∞僕の初恋 ６章

彼らに出来る事 ページ11

出発予定よりも3分遅れで車を走らせた。

っと言っても、かなり余裕を持って行動するから

実際のとこはそこまで焦る事でもない。


スタジオ入りしたのは
撮影開始予定時刻よりも1時間半前


人数も多い分、着替えやメイクに時間を取られるから
それくらい時間がないとダメなんだ


彼らが準備を行ってる間にスタッフに挨拶をして回る

これも立派な仕事


「お疲れ様です。INFINITEマネージャーの上代です」


SF「あっ上代さん！お世話になります」


「今日はよろしくお願いします」


SF「こちらこそ！いい物撮れるように頑張りますよ」


「はい！」


SF「じゃぁ準備があるからこれで」


「はい！よろしくお願いします！」


それから一頻り挨拶を終えてメンバーの元に戻ると
すでにスタジオ入りしていて

全員での撮影が始まろうとしていた

私はスタジオの隅で高橋さんから預かったINFINITEのスケジュール表を見つめた


…本当に何も書かれてない


この撮影が終わったら、彼らの仕事はゼロ…


このままじっとしてる事なんて出来ないわ！

信用を失ったというなら、それを取り戻せばいいんだもの！


誠意をもって対応していけば、きっと相手だって応えてくれるわよね?!


「よしっ!」

両頬をパチンと叩いて気合いを入れてから

スタジオのスタッフに声をかけた


「すみません」


SF「はい？」


「あの撮影中、少しだけ席を外していてもいいですか？」


SF「あぁ〜大丈夫ですよ！問題ないっす」


「ほんとですか?!じゃぁすみませんが彼らをお願いします！終わる頃までには必ず戻ってきますので」


SF「分かりました！任せてください」


「よろしくお願いします」


頭を下げてから彼らに気付かれないように
静かにスタジオを出た

収穫ほぼゼロ→←よかった　SJside

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